ななみ満月がゆく!オトナの毒々映画レビュー「キャリー」

ななみ満月がゆく!オトナの毒々映画レビュー「キャリー」

ななみ満月がゆく!オトナの毒々映画レビュー。今回は「キャリー(1976年)」byブライアン・デ・パルマです!


猛暑も落ち着き、喜んでいたのも束の間。次は夏の名物、台風がやってきた。気候というのは女心と同じで(?)気まぐれもいいところ。女の私が言うのも変な話だが……。

「キャリー(1976年)」byブライアン・デ・パルマ

さて、夏ということで勝手にホラー特集でもしようかと思う。

前回の『ロッキーホラーショー』から不思議と『ホラースイッチ』が入った。やはり夏と言えばホラーである。近年は心霊番組特集などがめっきり減ってしまって寂しい。テレビで怖さを楽しめない分、映画で補おうじゃないか。

今回紹介するのはあの有名なスティーヴン・キングの小説を基にした映画、『キャリー』である。スティーヴン・キングと言ったら昨年リメイク版が公開された「IT」のイメージが強いだろうか。実はこの『キャリー』も数年前にリメイクされているのである。

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学校でいじめを受けるキャリーはある日初潮を迎えてしまうが、狂信的な母親の元で育てられたため初潮など知らずパニック状態に陥ってしまう。学校ではからかわれ、母親には「穢れた罪人」と呼ばれ罵られる。しかしその日から、キャリーは念じることで物を動かせる超能力に目覚めるも更なる悲劇が彼女を待っているのだった。

ホラーが苦手でも全然問題のない作品

ホラー映画ではあるものの、よくある心臓がドキッ!ビクッ!といった『驚かせ描写』は少なく思える。また、霊が出てくるなどのモンスター要素もないためホラーが苦手な方でも触れやすい作品である。

キャリーは超能力に目覚めた後、クラスのイケメンくんから学校の卒業パーティに誘われる。当然、初潮さえも罵る狂信的な母親は参加を反対。しかし彼女は自作のドレスを纏い、パーティへ参加するのだが……それはいじめっ子達が仕組んだ厄介な嫌がらせに過ぎない。いじめっ子達のあまりの陰湿さに、観ていて嫌気が差すレベルである。確かにキャリーは冴えない地味な女の子であるが、何もクラスメイトに何かしたわけではないのだから。

そして最初はイケメンくんの誘いを疑うも、せっせとドレスを用意し健気にパーティへ向かう。その姿がシンデレラのようで、あの冴えない彼女が、話が進むにつれて可愛らしく見えてくるのだ。そんな姿を見たからこそ、ラストシーンの惨劇は非常に心を抉られる。

惨劇以外にあまり怖い要素はないのだが、個人的にはキャリーの母親の方に恐怖を感じる。狂信的、と述べたが彼女の母親は近所でも『変わり者』と有名なキリスト教信者。あまりの狂信さにゾッとしたものを感じるはずだ。娘の初潮を『穢れている』、パーティに行くことに対して『ふしだらだ!』など……。序盤からキャリーの顔をバシバシ叩いていたりインパクトの大き過ぎる人物である。多分どこのホラー映画よりも、このお母ちゃんの方が怖い気がした。

キャリー役のシシー・スペセシク氏の演技も見どころの一つ

70年代の作品の為、ところどころチープな部分は否めないがこれも昔の映画の醍醐味でもある。キャリー役のシシー・スペセシク氏の演技も見どころの一つだ。『こんないじめられっ子、いるよなぁ……』と思わせてくれる序盤から、パーティへ行った際の輝き、そしてラストの惨劇の『無』表情のなど約100分の中で様々な顔を見ることができる。

ストーリーは勿論だが、説得力のある演技は必見だ。先程から惨劇と述べているが、一体どんな惨劇なのか?果たして結末は……?是非その目で確かめて欲しい。何度も言うようだが、ホラーが苦手でも全然問題のない作品なので観て頂きたい。本当におすすめの作品だ。

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