数多くのバブル期受験生が目指した「東京都立大学」が復活!?
数多くのバブル期受験生が目指した「東京都立大学」。文系は数学なしで受験が可能だったため早稲田大学などとの併願の相性も良く、私立大学を第一志望とする受験生にも人気がありました。そんな東京都立大学ですが、2005年に東京都が設置する短大などと合併し「首都大学東京」となったのはご存知の方も多いかと思います。しかしここに来て、首都大学東京の名称が「東京都立大学に戻されるかもしれない」と話題になっています。
何故今「名称変更」なのか?
今回の名称変更が話題となるきっかけとなったのは、小池百合子都知事が「都立の大学であるということを都民にわかりやすく発信するため名称変更もありなのではないか」という趣旨の発言をしたことです。
お知らせ :: ニュース :: 首都大学東京の名称に関する東京都知事発言について | 首都大学東京
で、実際に名称変更はされるの?
かつて東京都立大学が首都大学東京に改組・変更されたときには、その構想に反対する教授が辞職するなどひと悶着がありました。そういった経緯を踏まえたのか、首都大学側は「対応の検討を開始しております。状況が明らかになり次第、速やかに皆様にお知らせします。」とコメントするに留めており、実際に名称変更が行われるかは不透明な情勢です。「東京都立大学」と「首都大学東京」。団塊ジュニアの皆さんにとってはどちらの名称がお好みですか?
団塊ジュニアが受験生だった頃と名称が変わった大学!!
実は、バブル期の頃と名称が変わっている大学は他にもあります。ここではその内のいくつかをご紹介したいと思います。
大阪外国語大学→大阪大学
東の東京外国語大学に対し、西の外語大として有名だった大阪外国語大学。実は現在は廃止されています。2007年に大阪大学に統合され「大阪大学外国語学部」となったためです。そのせいか、外語大時代の卒業生が「阪大卒」を名乗るケースがあるという噂も。
神戸商船大学→神戸大学
海洋系統の国立大学として貴重な存在であった神戸商船大学。2004年に廃止され、現在は「神戸大学海事科学部」として存続しています。
武蔵工業大学→東京都市大学
芝浦工業大学などとともに「四工大」として存在感を示していた武蔵工業大学。2009年に短大を統合する形で「東京都市大学」として生まれ変わりました。理工系学部だけでなく、文系学部である都市生活学部、人間科学部を新たに開設しています。