クセが強すぎる!個性的だったプロ野球のピッチャーの投法

クセが強すぎる!個性的だったプロ野球のピッチャーの投法

プロ野球のピッチャーが皆、同じフォームだったら面白くありません。オーバースロー、サイドスロー、サブマリン…さまざまな型があり、その中でも多彩な違いがあるから、個性があって見る者を惹きつけるのです。ということで今回、プロ野球の投手で、あまりにも異端だった投球フォームの選手をピックアップし、紹介していきたいと思います。


村田兆治(マサカリ投法)

1967年にドラフト1位で東京オリオンズへ入団した村田兆治は、高校三年生の時から既に150㎞の剛速球を投げる怪物右腕として知られていました。1971年からはさらなるステップアップを目指し、当時監督だった金田正一の助言もあって、投球フォームの改造に着手。その結果、彼の代名詞といえる「マサカリ投法」の開発に至ったというわけです。

伸びのあるストレートもさることながら、特に傑出していたのがフォークボール。野村克也をして「分かってても打てなかった」というその切れ味は、何人もの大打者を翻弄してきました。

野茂英雄(トルネード投法)

マサカリ投法と並ぶ、変則投法の代表格といえば、野茂英雄のトルネード投法です。中学・高校時代には既に身体を大きくひねりながら投げていた野茂は、近鉄入団時における契約事項の一つに「投球フォームを変更しないこと」を盛り込んだというから、よほど強いこだわりがあったのでしょう。

なお、トルネード投法は野茂だけが使用する投法だと思われがちですが、ボストン・レッドソックスで活躍したルイス・ティアント、現巨人の高井俊など、わずかながら実戦使用している選手も存在します。

品田操士(レモネード投法)

で、そんな野茂のトルネードを模倣したのがこの選手。野茂入団の2年後に同じ近鉄バッファローズへ入団した品田は、1年目から1軍に籍を置くも、なかなか満足な成績を残せずにいました。試行錯誤の末に編み出したのが、このレモネード投法。

といっても、単なる身体のひねりがすくないトルネード投法に過ぎなかったのですが。結局、このフォームが原因で膝を故障し、2000年に自由契約となって放出されてしまったのでした。

山内泰幸(UFO投法)

なぜ「UFO」なのかといえば、右肘を高く上げるその特徴的な投球フォームが、往年のピンク・レディーの名曲『UFO』の振付に似ているからなのだとか。

なんともやっつけ感のあるネーミングですが、これが初見の打者を惑わす効力があるのか、ルーキーイヤーは14勝10敗 防御率3.03で新人王を獲得するなど大活躍。しかし、この時がピークで変則投法を他球団に研究されてしまったこともあり、1996年以降は成績が下降線をたどることに。

佐藤政夫(タコ踊り投法)

佐藤政夫は主にロッテオリオンズや中日ドラゴンズで活躍した右腕。プロ16年で主に中継ぎや対左打者用のワンポイントとして登板させられていたために、通算14勝27敗 防御率3.96と傑出した成績を残すまでには至りませんでしたが、長嶋茂雄現役最後の打席で対戦したり、5者連続本塁打の日本記録樹立を許してしまったりと、妙に持っている「選手」でもありました。

そんなリリーフピッチャー佐藤の投球スタイルは、クネクネとした独特のモーションが特徴。その奇妙な動きから「タコ踊り投法」さらには、同時代に活躍した近鉄バッファローズ・梨田昌孝の打法にあやかって「コンニャク投法」などと呼ばれていました。

小川健太郎(背面投げ)

かつて中日ドラゴンズで活躍した小川健太郎は、史上最強の打者・王貞治を抑えるため、ある奇策を準備していました。それがこの「背面投げ」です。腕を後ろに振った様に見せかけて、背面からボールをリリースするという曲芸じみたこの投法を取得するために、小川は毎日200球近く練習を繰り返していたのだとか。

私生活ではギャンブル好きが災いし、オートレースの八百長事件にからんでいたとしてしょっぴかれた小川でしたが、その勝負師としての本能が、見るものを魅了するトリッキーな絶技を身に付けさせたのです。

中日80周年 背面投げ 小川健太郎 (東映-照国海運-リッカー-電気化学工業-立正佼成会-中日) - YouTube

若生忠男(ロカビリー投法)

若生が投手活躍していたのは、1950年代後半だから60年代前半にかけて。当時はちょうどエルヴィス・プレスリーの全盛期で、日本でも平尾昌晃やミッキー・カーチスがブレイクしたことにより、ロカビリーブームが巻き起こっていました。

そんな時代に登場した西鉄ライオンズの投手・若生忠男の投球スタイルは、打者から背番号が見えるほど上半身をひねってアンダーハンドでリリースするというもの。これが「ロカビリー歌手の振付に似ている!」とされ、このようなネーミングになったといいます。

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