センター試験の「地理」になんとムーミンが登場!!
大学受験を経験した方の多くが受験したことがあるであろうセンター試験。今年も1月13日・14日にかけて行われました。そこで実施された科目のひとつである「地理B」において、なんと「ムーミン」が登場していたことが判明し、ちょっとした話題となっています。

話題となっている問題はこちら!
話題となっている問題はこちらです。「フィンランドを舞台としたアニメ」と「フィンランド語」の組み合わせを問う問題で、ムーミンだけでなく「ニルスのふしぎな旅」や「小さなバイキングビッケ」なども問題文に登場しています。

この問題の正解はと言うと?
普段聞きなれないフィンランド語を問う問題だっただけに受験生は苦戦したようですが、大学入試センターが用意した正答では、「フィンランドを舞台としたアニメ」はムーミン、「フィンランド語」は上の画像のBということでした。しかし、ここで待ったがかかります!

ムーミンの舞台は「ムーミン谷」だろ?という異論が噴出!!
大学入試センターの正答では「フィンランドが舞台」となっているムーミン。確かに「フィンランドの作品」としては認知されていますが、その舞台は架空の世界である「ムーミン谷」であり、そこがフィンランドであるかは不明だろ?との指摘が続出!

wikiではこう書かれてます。
確かに一言もフィンランドが舞台であるとは書いてありません。また、スウェーデン大使館のフェイスブックには「ムーミン谷のモデルになったのは、ヤンソン一家が夏の日々を過ごしたスウェーデン群島にあるブリード島です」といった記述もあります。

出題ミスで没問確定か!?
今回の騒動にはムーミン公式のツイッターも反応。「ムーミンの舞台はフィンランドかノルウェーか…という問題がセンター試験で出てお怒りのみなさんも多いようで…。」とツイートしたのですが、ムーミン谷がどこの国かについての明言はなし。やはり「ムーミン谷」はどこかの国に帰属する場所ではないのかもしれません。
今回の騒動は、「作者がフィンランド出身ならばその作品の舞台もフィンランドである」という命題は誤りであるということを、出題者が理解できていなかったのが原因かと思います。国家試験でもこの手のミスは見かけます。今回のムーミンを問題の配点ですが、100点満点中の3点とのこと。1点で合否が分かれる大学受験ですから、受験生に影響を与えること必至です。大学入試センターがどのような対応を取るのか注目ですね。

ムーミンの詳細設定はこちらで確認!!
ムーミン公式サイト - Moomin Characters Official Website
ムーミン公式サイト(@moomin_jp)さん | Twitter
大学受験の悪問はこちらで堪能しましょう!
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