「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」ジョン・ローンとミッキー・ロークが睨みあう‥‥マフィア映画

「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」ジョン・ローンとミッキー・ロークが睨みあう‥‥マフィア映画

1985年(日本公開は86年)に製作された映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」は、熱い刑事役にミッキー・ローク、クールなチャイニーズマフィアのボス役にジョン・ローンが演じるバイオレンス映画です。またスタッフ陣も監督マイケル・チミノ(「ディア・ハンター」など)、脚本にオリバー・ストーン(「プラトーン」など)‥‥と充実していたことも見逃せない点も多かったです。


映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」

・『ディア・ハンター』のマイケル・チミノ監督がミッキー・ローク主演で描く犯罪ドラマ。ニューヨークのチャイナタウンを舞台に、マフィアのボスと組織壊滅を目指す刑事がハードな攻防を繰り広げる。“MGMライオン・キャンペーン”。(「キネマ旬報社」データベース)

・ニューヨークのチャイナタウンで勢力拡大をはかるチャイニーズ・マフィアの若きドンと、敵対視するニューヨーク市警刑事の死闘を描くアクション作品。(「Oricon」データベース)

恐るべきチャイニーズ・マフィアの若きボスとベトナム帰りの型破りな刑事──男の意地と野望が激しくぶつかり合い、暴力と血にまみれていく……(Amazon)

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善 対 悪・熱 対 冷

スタンリー刑事とマフィアのボス、ジョーイ

「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」の見どころは、非道なチャイニーズ・マフィアのボスに果敢に立ち向かう刑事‥‥なのですが、熱いハートで時に無軌道にもなってしまう刑事スタンリーと、とんでもなく悪なことを顔色一つ変えず(汗もかかず??)淡々とこなしてしまう中国マフィアの若きボス、ジョーイ、まったく正反対の性質、立場の人間が絡み合うこともおもしろく感じられました。
この映画を観た方は、どちらがお好きですか?
個人的に、私は‥‥どうしても悪のジョーイ、ジョン・ローンの冷たい悪役に目がいってしまいがちになっておりました(かっこよすぎて!)。
(ミッキー・ローク演じるスタンリー刑事に、拳で顔を殴られても、何故か「美」だった‥‥ジョン・ローン演じるジョーイ・タイでした! 肩入れし過ぎだったかも?)。

掴み合いの二人。

スタッフ陣

映画のワンシーン(乱闘!)

監督

本作では、脚本も兼ねています。
マイケル・チミノ監督と言えば、アカデミー賞も受賞した1978年の「ディア・ハンター」。
関係ないかもしれないけど、「ディア・ハンター」の主人公の名前も「スタンリー」ですね!
そして、ベトナム戦争の帰還兵という共通点もあります。
チミノ監督のその当時のテーマだったのでしょうか?

マイケル・チミノ

映画.com

「ディア・ハンター」「天国の門」監督マイケル・チミノが死去 - 映画ナタリー

脚本

チミノ監督と共同での脚本で、オリバー・ストーン。
「プラトーン」「ウォール街」「7月4日に生まれて」「ドアーズ」‥‥などなど関わった映画は次々とヒット作になっていますね!
オリバー・ストーンもやはりベトナム帰還兵‥‥その経験も、数ある映画に生かされています。

オリバー・ストーン

映画.com

その他、原作にはクリント・イーストウッド主演「ダーティハリー」シリーズでお馴染みのロバート・デイリー。
また音楽担当のデヴィッド・マンスフィールドは、ゴールデングローブ賞作曲賞にノミネートもされていました。
全体的に「ベトナム帰還兵」「アクション」「バイオレンス」の匂いがしてきそうで、それは「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」でも発揮されています。

キャスト

スタンリー・ホワイト刑事

ミッキー・ローク

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