親父の定番つまみだった金と銀の『あれ』
金と銀のアルミ箔で一個ずつ包装された、1センチ角のサイコロ状になった謎の食べ物。
70年代から80年代にかけては定番のおつまみであった。
お父さんがお酒のつまみとして食べていたのを分けてもらったという子供も多いはず。
また、「法事にいくと置いてあった」、「親戚の集まると必ず出てきた」という経験もあるのでは?
ビーフジャーキーみたいなパサッとした食感と味をなんとなく覚えていて「ああ~、懐かしいあれを食べたいなぁ」と思っても、名前や材料を知らないしわからない…
そんな金と銀の『あれ』について紹介していく。
キャンディーみたいに包まれた四角い食べ物
金と銀の『あれ』の原材料はマグロだった!
何かのお肉みたいな気がしていた『あれ』の原材料はマグロ。
乾燥させたツナ(マグロ)に醤油や砂糖で味付けて固めたものである。
正体はサイコロ状に加工されたマグロ!
名前は『ツナピコ』『スーパーツナ』など様々
1975年(昭和50年)に角煮を改良し乾燥させたマグロを金銀のアルミ箔でキャンディー風に包んで売り出した焼津・石原水産株式会社。
その石原水産では『ツナピコ』という名で販売。
個性的な包装で大ブレイクした『ツナピコ』
当時『ツナピコ』は商標登録されておらず、多くの会社から類似商品が同一名称で販売されていた。
※『ツナピコ』は株式会社なとりによって1993年に商標登録されている。
『ツナピコ』以外にも『スーパーツナ』、『スーパーキューブ』、『ファミリーツナ』、『まぐろキューブ』などの様々な名前が確認されている。
現在も店舗やネットで販売中。
スーパーなどで見かけなくなった気がするが、現在も一部のスーパーやコンビニ、そしてネットショップで販売されている。
ローソンセレクト ツナピコ
独特の濃い味付けはビールやワインと相性抜群。
忘れかけていたあの味をもう一度味わってみましょう。
酒のつまみ以外の用途にも…
ツナピコでおにぎり