機動戦士ガンダム、お台場に実物大の新立像を秋に設置する予定!!
バンダイナムコホールディングスや創通など4社が、東京・お台場に新しい実物大ガンダム立像を建てることが明らかになった。
そして、商業施設「ダイバーシティ東京プラザ」(東京・江東)の敷地内にあるフェスティバル広場で2012年に公開した現行のガンダム立像の撤去作業が開始された。2017年秋に新立像の設置を目指す。

お台場に新しい実物大ガンダム立像が2017年秋に設置予定!!
新たに建設されるのは「ユニコーンガンダム」の実物大立像だ。「ユニコーンガンダム」は、OVA版の「ガンダム」としてはBlu-ray&DVD累計出荷数の最高記録を達成した人気作「機動戦士ガンダムUC」に登場したモビルスーツ(MS)だ。全長はこれまでのガンダム立像(約18メートル)よりも高いという。
「機動戦士ガンダムUC」は、『機動戦士ガンダム』に連なる宇宙世紀の作品であること、そして、小説から始まり、Blu-rayでの展開など、「ガンダム」作品としては異例の"チャレンジ"をしたエポックメイキングな作品であり、「ユニコーンガンダム」はその作品の中で"可能性"を象徴する機体であるという理由から、今回設置されることになった。

「機動戦士ガンダムUC」
なお、「ユニコーンガンダム」は、「リアル」をコンセプトに迫力あるガンダムを身近に“体感”できるエンターテインメントとして提供する「TOKYOガンダムプロジェクト 2017」の一環として登場する。
また、同所7階の施設「ガンダムフロント東京」閉館後、17年夏からバンダイによる新施設「THE GUMDAM BASE TOKYO」のオープンも決定。国内最大規模の「ガンプラ」総合施設として運営する予定だ。

新施設「THE GUMDAM BASE TOKYO」イメージ。
ガンダム立像「RG1/1 RX-78-2ガンダム Ver.GFT」
撤収作業が始まったガンダム立像「RG1/1 RX-78-2ガンダム Ver.GFT」は、2009年夏にお台場・潮風公園に初登場し、大きな話題を呼んだ。2010年夏には右手にビームサーベルを持った形で静岡ホビーフェアに登場。2012年春に再びお台場に出現した。海外にもファンが多く、お台場の観光スポットになっていた。
そして先週、クロージングセレモニーが行われ、大勢のファンが訪れ、ガンダムとの別れを惜しんだ。

ガンダム立像「RG1/1 RX-78-2ガンダム Ver.GFT」がお台場から撤収。
「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親として知られる富野由悠季監督は「一アニメ作品のキャラクターでしかなかったものが、皆さんのお力をいただいて、何かまた次の新しいものが作られるのではないのかなということを思わせていただきました。次のガンダムも立ち上がります。そして、さらにまた次のガンダムも立ち上がるらしいです。そういうような姿を見せてもらうことで、次の若い世代がこういうものを作っていきたいとか、そう思ってもらえるのではと思います。逆にそういうものを提供することができた年寄りとしてはとてもうれしいです」とコメントしている。
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