バラエティ『欽ちゃんのドンとやってみよう!』欽ちゃんと前川清によるコント54号が誕生!「バカウケ」は流行語になった

バラエティ『欽ちゃんのドンとやってみよう!』欽ちゃんと前川清によるコント54号が誕生!「バカウケ」は流行語になった

バラエティ『欽ちゃんのドンとやってみよう』は、同タイトルのラジオ番組が人気を博し、1975年4月5日からフジテレビでレギュラー放送された萩本欽一によるバラエティ番組です。欽ちゃんが初の企画を担当した番組になります。


欽ちゃんのドンとやってみよう!

1975年4月5日から1980年3月までフジテレビ系列で放送された萩本欽一のバラエティ番組。
毎週土曜19:30から20:54(1975年9月までは20:55まで)に放送。

欽ちゃんのドンとやってみよう!

メインキャスト

※画像の真ん中は、この番組の司会をしている欽ちゃん。

萩本欽一の主演番組で、初の企画を担当しています。そのため、相当気合を入れた制作になりました。

アシスタントは、当時新人だった香坂みゆきが務めています。

鉄ドンでは、番組のマスコット的な存在でした。

また歌手の前川清がレギュラーで出演しており、お茶の間の人気者になりました。

それまでの前川は「お笑い」に縁がないクールな二枚目イメージで売っていましたが、欽ちゃんにお笑いの才能を引き出され、大成功を収めました。

前川は「お笑い」をしたことについて、こんなコメントをしていました。

『番組が始まる少し前に突然、「僕とやらない?」と声をかけていただきました。頼まれると断れない性格なので、「おれ、どうかな、お笑いできるかな」と内心では心配なのに、「わかりました」と言う自分がいて。でも、そうやって消極的に引き受けて、結局、よかったなあと思うことがいっぱいあります。お笑いもやってよかった。楽になった。 最初は、面白いねと言われるとショックだったんです。おれ歌い手だよって。でもあるとき欽ちゃんに「清ちゃん、いま、レコード売れてるの?」と聞かれて「売れてません」と答えると「それでいいんだよ。いま、清ちゃんは笑われてるの。お客さんはそれが見たいから。だったらいまは笑われるのをやればいい」と言われて、それから変わった。』

この番組で、欽ちゃんは前川清とコント54号としてコンビを組んでいました。

持ち歌を歌うだけでなく、歌の前の欽ちゃんとのトークコーナーで欽ちゃんから“イジられる”ことにより、前川以外のメンバーのキャラクターも、より広く親しまれていました。

また、前川がリードボーカルを務めていた内山田洋とクール・ファイブもレギュラーで出演していました。

番組について

【番組開始までの流れ】

1968年よりフジテレビ土曜夜8時枠では、欽ちゃんが坂上二郎とのコンビで主演した『コント55号の世界は笑う』が放送されていました。55号としてはもちろん、同時に芸人(チーム名)を冠にした初のゴールデンタイムにおけるカラー放送のバラエティ番組で、体力の限りを尽くした縦横無尽のステージコントは55号人気の絶頂を決定付けることとなり、視聴率30%以上の高視聴率を誇っていました。

しかし、1969年にスタートした後発の『8時だョ!全員集合』の激しい追い上げによって、1970年4月に『コント55号のやるぞみてくれ!』にリニューアルするも失敗、放送期間1年11ヵ月をもって番組は終了しました。当時、『8時だョ!全員集合』は、チョットだけよと言いながら視聴率40%を弾きだしていました。

【番組内容】

これは芸人の隠語を一般向けに使用したものと言われ、『欽ドン!』の代名詞「良い・普通・悪い」へとつながったという見方もあります。

ちなみに、紹介されたハガキは、会場の笑いの量によって、ランク付けされていました。

番組で採用されたハガキには、面白かった順にバカウケ/ややウケ/ドッチラケのランク付けされた箱へ入れられました。なかでも「バカウケ」は当時の流行語になりました。

子供役をその日のゲストが演じて、欽ちゃんとコントを披露しました。そして、のちに夫婦の会話コーナーにチェンジします。(※この画像は夫婦の会話)

「母と子の会話」というコーナーがあり、♪ みんな みてくれ 母ちゃんの~ コーントーだぁよ~~ というジングルで始まり、女着物の母親姿の欽ちゃんが踊り出しました。

二人のコントは、前川のボケぶりを欽ちゃんが上手く使い笑いに変えていました。

メイン企画には、コント54号のコントがありました。

関連する投稿


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

ジー・モードより、推理アドベンチャーゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』の世界観を再現したオリジナルグッズが、北海道紋別市のふるさと納税返礼品として提供されます。


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

ハイクオリティフィギュアの製造・販売で好評を博している株式会社SpiceSeed フィギュア事業部より、キン肉マンシリーズのフィギュア『ネメシス』が発売されます。


懐かしの名作が勢揃い!特製クリアしおりが貰える書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が開催!!

懐かしの名作が勢揃い!特製クリアしおりが貰える書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が開催!!

藤子・F・不二雄による名作の数々を紹介する書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が、8月7日(木)より全国のフェア参加書店にて順次開催されます。


最新の投稿


熱海市×スナック横丁「熱海スナックツアー」販売開始!飲む人も飲まない人も楽しめる夜の熱海体験

熱海市×スナック横丁「熱海スナックツアー」販売開始!飲む人も飲まない人も楽しめる夜の熱海体験

オンラインスナック横丁文化株式会社は、熱海市、アサヒビール、JTBと連携し、体験型ナイトツアー「熱海スナックツアー」を12月10日より販売開始しました。昭和の趣が残る熱海銀座を舞台に、ガイド付きでスナック2軒を巡り、ノンアルコール対応のモクテルや人情味あふれるママとの交流を楽しむ、新しいナイトカルチャーを提案します。


歌声と美食に酔いしれる夜!昭和レトロアイドル増田樹乃の限定10名プレミアムディナーショー

歌声と美食に酔いしれる夜!昭和レトロアイドル増田樹乃の限定10名プレミアムディナーショー

複合型リゾート「オーパークおごせ」(埼玉県入間郡)は、昭和レトロなアイドル・増田樹乃氏によるスペシャルディナーショーを2026年2月7日(土)に開催します。限定10名というプレミアムな企画で、埼玉県の食材をテーマにした全8皿の豪華フルコースとライブパフォーマンスを提供。参加者にはサイン入りボトルワインもプレゼントされ、非日常的な空間で特別な夜を過ごせます。


ビックリマンAI名刺メーカー爆誕!あなたの顔が「スーパーゼウス」風に?40周年記念企画

ビックリマンAI名刺メーカー爆誕!あなたの顔が「スーパーゼウス」風に?40周年記念企画

ビックリマン「悪魔VS天使シリーズ」40周年を記念し、アル株式会社とロッテが共同で「ビックリマンAI名刺メーカー」を2025年12月16日から40日間限定で提供します。ユーザーが自身の顔写真をアップロードすると、生成AIがビックリマン風のキャラクター画像に変換。公式キャラと融合した名刺デザインを作成・購入でき、ファンが物語の登場人物になる体験を提供します。


タブレット純が語り尽くす!伝説の「エレックレコード」秘話&秘蔵映像を映画館で

タブレット純が語り尽くす!伝説の「エレックレコード」秘話&秘蔵映像を映画館で

神奈川県民ホールは、音楽イベント「KANAGAWA ロックサーキット」の第3弾として「タブレット純 フォークを語る~伝説のレーベル『エレックレコード』トーク&上映会~」を2026年1月23日にイオンシネマ座間にて開催します。昭和歌謡の伝道者・タブレット純氏とMUSIC LIFE CLUBの井口吾郎氏が、吉田拓郎、海援隊などを輩出したエレックレコードの知られざるアートと音楽カルチャーの軌跡を解き明かします。


懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

東洋製罐グループが運営する容器文化ミュージアムは、企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」を2025年12月15日から2026年2月20日まで開催します。昭和100年を記念し、お菓子や贈答品などに使われた貴重なブリキ缶を展示。缶の構造やデザイン、当時のエピソードも交え、昭和の生活文化とブリキ缶の魅力を再発見できる展示内容です。