富士通、32bitパソコン「FM TOWNS」の誕生日をTwitterで祝う!!
富士通は、1989年に世界で初めてCD-ROMドライブを標準搭載した32bitパソコン「FM TOWNS」の誕生日を祝って、同社のTwitterにて製品写真と過去の思い出を投稿した。
当時、富士通は「FM TOWNS」を売り出すために宣伝などに力を入れており、南野陽子、宮沢りえ、観月ありさら当時のトップアイドルを起用してのCMの連打、年2回全国での一斉イベントを開催するなど、会社の総力を結集するような大規模な展開をみせた。
「FM TOWNS」は、FM-7 (FM77AV) シリーズのオーディオ・ビジュアル (AV) 機能の充実という流れを汲んだ後継機で、富士通が1989年2月28日に発表したパーソナルコンピュータだ。西和彦の提案で世界で初めて全モデルにCD-ROMドライブを標準搭載し、ビジネス向けのFMR-50シリーズと上位互換性を持っている。
また、当時としては画期的な1677万色中256色発色機能やPCM音源を標準搭載し、強力なグラフィック機能やオーディオ機能を誇っていた。さらに、当時の家庭用ゲーム機では一般的なスプライト機能も搭載されており、ゲーム用プラットフォームとしても当時の人気機種だったシャープのX68000と並び、多くの人に支持された。
PCの中身である基本システム(OS)には、現在の主流であるWindowsではなく独自の「Towns OS」を採用。Windowsの開発元であるMicrosoft(MS)が手掛けていた別のOS、MS-DOSをもとに改良している。
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