1975年の音楽賞を総なめにした『シクラメンのかほり』

曲は勤務中に生まれた?

この曲は、作詞作曲した小椋さんが銀行に勤めていた際、取引先の会社で休憩していた時に見た馴染みのない花であったシクラメンをヒントに思い浮かんだそうです。
馴染みのない花からヒントを得ていたとは!名曲は意外なところで生まれていたんですね♪
曲名は何故”かをり”ではなく”かほり”なのか
「香り(かおり)」は旧仮名遣い(歴史的仮名遣い)では「かをり」。
当時、多くの学者が指摘していました。
実は小椋佳さんの奥さんの名前が「佳穂里(かほり)」さんなのです!
つまり、この歌は小椋さんが妻に宛てた愛の歌なのでは?という説があるそうです。
妻に宛てた歌だとしたら、ロマンチックですね!沢山名前がある中で偶然妻の名前だったと考えのるは難しいので、きっと妻に宛てたんじゃないかと信じたいです(笑)
ヒットは想定外だった!?

作詞・作曲を担当した小椋佳
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「シクラメンのかほり」は、出会い・恋が始まり・別れが訪れる場面を3色のシクラメンで表現していますが、表現も北原白秋のままで自分らしくないと強調しています。小椋は出来上がった曲を気に入らず、レコーディングせずにお蔵入りにしていたのだそうです。
そのために、当時はこの曲がヒットしたことが信じられなかったと後に告白していました。
この名曲が永遠にお蔵入りのままにならなくてよかったですね!!
作曲者本人が気に入ってなかった曲がヒットするなんて音楽の世界ってわからないですね~。
発表当時のライブ音源には異なる歌詞が!
作曲者と歌い手によるデュエットも
シクラメンには”かほり”がなかった?

当時はシクラメンには香りが無く(あってもかなり少ない)、さらに紫色のシクラメンもありませんでした。この歌のヒットをきっかけに後に薄紫色のシクラメン、香りのあるシクラメンが開発されたそうです。
もともと無かったものが、ヒットをきっかけにその通りに品種改良されるなんて。。
この曲の影響力のすごさが分かりますね!
36年間キングレコードの最大記録を誇っていた

『シクラメンのかほり』はキングレコード所属歌手のレコード大賞受賞は、なんと36年間その記録は破られなかったそうです。
ちなみに記録を更新したのは、あの国民的アイドルグループのAKB48『フライングゲット』(011年・第53回)でした!
それほどレコード大賞を受賞するのは難しいことなんですよね!布施さんはキングレコードの顔だったんですね~。
日本レコード大賞・功労賞を受賞
布施さんは、2015年には、第57回日本レコード大賞・功労賞を受賞されました。

功労賞とは、長年に亘りレコードやCDを中心とする音楽活動を展開し、日本音楽界に大きな貢献をした『者』に贈られます。
まさに日本の音楽業界にはかかせない人ですね!
沢山のアーティストに歌われています
女性アーティストの方々の『シクラメンのかほり』も色っぽくて素敵ですね。
『シクラメンのかほり』のものまね
『シクラメンのかほり』沢山の方にものまねされています!ものまねをされる皆さんとても歌がうまいのが共通点ですよね(笑)
現在も歌番組やコンサートで歌われています
現在も衰えることのない歌唱力で聴き手を魅了するおふたり。また是非デュエットしてほしいですよね。
お二人とも、これからも末永く歌い続けて頂きたいです!!
『シクラメンのかほり』 布施明 関連情報
『シクラメンのかほり』は、作詞作曲の小椋さんが歌手の布施さんに提供したことによって、お蔵入りから大ヒット曲になりました。これぞまさに名曲秘話ですね!!
音楽業界では欠かせないお二人の今後のご活躍も楽しみです。