1975年の音楽賞を総なめにした『シクラメンのかほり』
曲は勤務中に生まれた?
この曲は、作詞作曲した小椋さんが銀行に勤めていた際、取引先の会社で休憩していた時に見た馴染みのない花であったシクラメンをヒントに思い浮かんだそうです。
馴染みのない花からヒントを得ていたとは!名曲は意外なところで生まれていたんですね♪
曲名は何故”かをり”ではなく”かほり”なのか
「香り(かおり)」は旧仮名遣い(歴史的仮名遣い)では「かをり」。
当時、多くの学者が指摘していました。
実は小椋佳さんの奥さんの名前が「佳穂里(かほり)」さんなのです!
つまり、この歌は小椋さんが妻に宛てた愛の歌なのでは?という説があるそうです。
妻に宛てた歌だとしたら、ロマンチックですね!沢山名前がある中で偶然妻の名前だったと考えのるは難しいので、きっと妻に宛てたんじゃないかと信じたいです(笑)
ヒットは想定外だった!?
作詞・作曲を担当した小椋佳
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「シクラメンのかほり」は、出会い・恋が始まり・別れが訪れる場面を3色のシクラメンで表現していますが、表現も北原白秋のままで自分らしくないと強調しています。小椋は出来上がった曲を気に入らず、レコーディングせずにお蔵入りにしていたのだそうです。
そのために、当時はこの曲がヒットしたことが信じられなかったと後に告白していました。
この名曲が永遠にお蔵入りのままにならなくてよかったですね!!
作曲者本人が気に入ってなかった曲がヒットするなんて音楽の世界ってわからないですね~。
発表当時のライブ音源には異なる歌詞が!
作曲者と歌い手によるデュエットも
シクラメンには”かほり”がなかった?
当時はシクラメンには香りが無く(あってもかなり少ない)、さらに紫色のシクラメンもありませんでした。この歌のヒットをきっかけに後に薄紫色のシクラメン、香りのあるシクラメンが開発されたそうです。
もともと無かったものが、ヒットをきっかけにその通りに品種改良されるなんて。。
この曲の影響力のすごさが分かりますね!