「鉄腕アトム」による「ATOMプロジェクト」始動!!
講談社、手塚プロダクション、NTTドコモ、富士ソフト、VAIOの5社が、ロボット・キャラクター「鉄腕アトム」を目指す「ATOMプロジェクト」を発足する。
今回、日本科学の象徴として家庭用コミュニケーションロボット「ATOM」を、5社がそれぞれの強みを生かして作りあげていく。そして、「鉄腕アトム」の世界観をベースに、「一家に一台の進化する家庭用ロボット」の普及を目指す。

5社による「鉄腕アトム」を目指す「ATOMプロジェクト」が始動!!
手塚治虫の長男・手塚眞氏は「マンガやアニメというファンタジーの世界と科学が結びついた、初の試みだと思いますし、まさに夢のプロジェクトです。手塚治虫はだいたい50年後くらいの未来を考えてこのロボットの世界を作り出しました。最初の『アトム大使』から数えますと66年の月日が経っていますが、だいたい50年に近いんじゃないかと。いよいよ本当のロボットの世紀が来たんだと思います」と期待を膨らませている。

鉄腕アトムについて。
「鉄腕アトム」を自分の手で作れるキッド、4月4日に創刊!!
今回のプロジェクト第一弾として、パートワーク『コミュニケーション・ロボット 週刊 鉄腕アトムを作ろう!』が4月4日に創刊する。
このキッドは全70号となっており、モーターや基板、カメラなど毎週送られてくる部品を組み立てれば2018年9月までに完成する。

プロジェクト第一弾の『コミュニケーション・ロボット 週刊 鉄腕アトムを作ろう!』
部品の組み立てはとても簡単で、説明書を読みながらドライバー1本だけで組み立てることができる。また、高齢者など自分で組み立てることが難しい消費者には、代わりに「ATOM」を組み立てるサービスをVAIOが提供する。

毎週、部品が自宅に届く。

完成した「ATOM」。
完成したアトムは、身長が44センチメートルで、重さが約1.4キログラム。人工知能(AI)やカメラを搭載し、家族の顔を認識して、誕生日には名前を呼んでバースデーソングを歌ってくれるほか、ラジオ体操を踊ることができる。
さらに、二足歩行に対応し、クラウドで成長する。NTTドコモが開発した「自然対話プラットフォーム」の技術を導入し、言葉の意図や目的をアトムが解釈し、会話から知識を増やして興味がありそうな話題を口にする。
今回、「ATOM」に内蔵する基板をパソコンメーカーのVAIOが製造。富士ソフトも介護ロボットで培ったノウハウいかしてOSとAI技術を提供する。また、クラウド上での「成長する会話力」にNTTドコモの技術を使用。そして、講談社が会話のもとになるシナリオモデルを作成し、手塚プロダクション協力の元、開発されている。
なお、出版コンテンツの開発、全体の企画、プロデュース、販売は講談社が担う。