「大いなるマンション、セザール」
まずはやっぱり、このCMが懐かしいですね。
「幸せを求めて 人々はセザールを目指す」から始まる、西部劇風のCMです。
幌馬車に乗って、熊の家族が目指したのは「セザールシティ」。
ところが、なぜか子熊が幌馬車から落っこちてしまうんでしたよね。
幌馬車から川に落っこちて、目の前には滝が!
そのとき、颯爽と登場する彼こそが「セザールボーイ」。
子熊を助け、そのまま馬を駆って家族の待つセザールシティへと向かいます。
家族の元に子熊を送り届けた彼に、思わず母熊がこう尋ねるのです。
「お、お名前は?」「セザール!」
観ていてちょっと意表をつかれる「大いなる声」で響き渡る「セザール」の名。
CMはそのままエンディングへ「ドラマチックな暮らし 大いなるマンション セザール」。
冒頭から結末まで、まるで理想郷のような「セザール」を強く印象付けたCMでしたね。
「セザールボーイ!セザール!!」も忘れられなかったと思います。
後にも先にも、大いなるマンションといえばセザールなのです。
大いなるマンション「セザール」
大いなるマンション「セザール」
大いなるマンション「セザール」
あの頃CMで聴いた「大いなるマンション」、いまとなってはネット上からセザールマンションを確認することが出来ますね。
比較的低層で、住戸数が少なめのマンションのように見受けられます。
「セザールボーイ!セザール!!」
去りゆくカウボーイ「セザールボーイ」の背中に向かって、子熊が叫びます。
「セザールボーイ!セザール!!」
私たちはあの感動的な光景に、何を観たのでしょうか。
そう、まさにあの名作映画「Shane(シェーン」の名シーンを思い出したのでしたよね。
「シェーン!シェーン、カムバーック!!」と「セザールボーイ!セザール!!」が重なって見えることが、あのCMを一層感動的な味付けに仕立て上げてくれたのでした。
西部劇の名作「シェーン」
シェーン - Wikipedia
クライマックスのシーンでは悪党とのガンファイトに勝ったシェーン。
しかし自らも傷ついた彼を思いシェーンを慕っていた子供、ジョーイが一緒に家に帰ろうと呼びかけます。
そんなジョーイに、シェーンはもう戻れないと言って、馬に跨りワイオミングの山へと去っていくのです。
必死に呼びかけるジョーイの声はやがて「シェーン!カムバック!!」と山にこだまするのでした。
ワイオミングの山へと消えていったシェーンに対して、セザールボーイは一体どこに去っていったのか。。。興味は尽きませんね。
セザールマンションの運営会社について
そんな「大いなるCM」を生み出すことに成功したセザールの運営会社でしたが、その歩みは波乱万丈に満ちたものとなっていたようです。
しかし、この大いなるCMは後にOVA「タイムレンジャー セザールボーイの冒険 ローマ帝国編」に昇華して、世に残ることとなりました。
「ドラマチックな暮らし 大いなるマンション」
私たちは見果てぬ夢を追い求めて、日々を逞しく生きていきたいものですね。