黒澤明監督の最高傑作、『乱』が4K映像で劇場上映を決定!!
1985年公開の黒澤明監督作品の映画『乱』が、『乱 4K』として4月1日(土)より公開されることが決定した。
2015年に最先端技術で『乱 』のデジタル修復を行った圧倒的な映像美を、今回4Kクオリティの素晴らしい画と音で楽しむことができる。

黒澤明監督の映画『乱』が「4K」で公開!!

『乱 4K』

『乱 4K』
本作は、シェイクスピアの悲劇「リア王」をモチーフにした時代劇となっている。構想10年、製作費26億円をかけて挑んだ黒澤監督の晩年の最高傑作だ。黒澤監督はこの映画を、「ライフワーク」だと宣言している。
また、第58回アカデミー賞では、監督賞、撮影賞にノミネートされ、ワダエミ氏が日本人女性初となる衣装デザイン賞に輝く。さらに、国内外の映画賞を多数受賞するなど大ヒットを記録。
キャストには、仲代達矢、寺尾聰、根津甚八、原田美枝子、宮崎美子ら日本映画を代表する俳優たちが参加している。

豪華キャストが集結する『乱 4K』

『乱 4K』
『乱 4K』のビジュアルと予告編が公開!!
このほど、『乱 4K』のビジュアルと予告編が公開された。今回の上映のために新たにデザイン・編集した初出しの完全オリジナルポスタ-ビジュアルには、激しく壮大な騎馬合戦を背景に、鬼気迫る表情でたたずむ仲代の姿が印象的な作りになっている。

『乱 4K』ポスタービジュアル。

また予告編には、豪華キャスト陣も加わり、ダイナミックで色鮮やかな映像に、反逆と骨肉の争いが展開する名シーンの数々が盛り込まれている。
(あらすじ)
戦国時代。猛将・一文字秀虎は七十歳を迎え、家督を三人の息子に譲ろうとする。乱世にも関わらず息子たちを信じて老後の安楽を求める父に異を唱える三男の三郎を、秀虎は追放してしまう。だが一の城と二の城の城主となった太郎と次郎は、三郎の案じた通り、秀虎に反逆し、血で血を洗う争いが始まる。その陰には、実の父と兄を秀虎に殺された太郎の正室・楓の方の策謀があった…。
黒澤明監督『乱』。リア王をモチーフにした黒澤明監督最後の戦国時代劇。骨肉の争いの行方は!? - Middle Edge(ミドルエッジ)