リーサルウェポン4 1998年公開
ご存知、マーティンとロジャーのデコボココンビが繰り広げる刑事アクションムービー。
11年前に始まったこのシリーズも、今回で完結となりました(2016年現在)。
派手な爆発シーンで始まり、カーチェイスに大格闘のアクションシーンあり、ホームドラマチックなシーンも、コミカルなシーンも満載でホントに楽しめる作品です。
今回は、ハリウッドデビューのジェット・リーが悪のボスとして出演しており、メル・ギブソンとの格闘シーンも見どころの一つとなっています。

あらすじ
主役はこの2人
お馴染み、メル・ギブソン(マーティン役)とダニー・グローバー(ロジャー役)のズッコケコンビ。
あまりにも問題児過ぎるため、上層部は現場から引き離そうと必死です。
そこで思いついたのがデスクワーク。
なんと彼らが警部に昇進してしまうのです。
でも、そんなことでおとなしくしている2人ではないんですけどねぇ。。。

新人刑事も参戦
新人刑事としててリス・ロック(リー・バターズ刑事)が登場します。ドタバタのマシンガントークで笑わせてくれますよ。
そして、ロジャーの娘・リアンとできてしまうのですが、それを知らないロジャーとのやりとりがコミカルで最高におもしろいです。
彼はエミー賞(アメリカのドラマ部門)やグラミー賞(音楽部門)をも受賞している多才なコメディアンで、アメリカでは有名な男です。

今回の悪役
この作品がハリウッドデビューとなるジェット・リー(ワン・シン・クー)が今回の悪役。
密入国・偽札づくりなど悪の限りをやるカンフーの達人。マーティン達に1度は勝利するものの、最後は兄と共にやられてしまいます。
ジェット・リーは、小さい体ながらキレのいいカンフーを駆使したアクションスターですね。
この後、ハリウッドで大活躍します。

ド派手なオープニング
いきなり見せてくれますよこの映画は。
片手にマシンガン。もう一方の手に火炎放射器を持った謎の男が登場。
マシンガンと火炎放射器をぶっ放し続け、暴れまわっちゃいます。
この先この男がストーリーにどういうふうに関係してくるのか興味津々になってしまうのですが、まったく関係なし!
オープニングだけで出番なし!
単なる火炎放射器男事件だったのです。。。





この事件の最中にマーティンは彼女の妊娠を、ロジャーは娘の妊娠をそれぞれ聞かされ、
事件そっちのけの大口論。
そして、犯人をやっつけるために、何故かロジャーが裸に。。。



カーアクション
今回も壮絶なカーアクションが満載。
クラッシュあり、車上走行あり、高層ビルへのダイビングあり、スピードとスリルのオンパレードって感じです。




コミカル満載で超楽しい
もう、何をやってもサイコーのこの2人。
冒頭の彼女と娘の妊娠騒ぎに始まり、警部に昇進したかと思えばアッと言う間にヒラに逆戻り。
トークも内容も顔も何もかもが面白すぎます。

チャイニーズマフィアのボス、ベニー・チャンに笑気ガスを嗅がせ、悪事を聞き出すのですが、バターズのミスでガスが部屋中に充満してしまい、みんな揃って大笑いの渦。
もう、見ているこっちまで笑いが止まらなくなっちゃいますよねぇ。
おバカですねぇ。


格闘シーン
ジェット・リー扮するワン・シン・クーとの最終決闘。
マーティンとロジャーとバターズがマフィア同士の取引現場に踏み込みます。
バターズが撃たれ、マーティン&ロジャー対クーの壮絶な格闘が始まります。
1度は苦渋を飲まされた2人ですが、徐々にクーを追い詰め、協力して悪を消し去るのでした。



フィナーレ
ドタバタアクションでハラハラドキドキさせながら、笑いの渦に引きずり込んでサイコーのエンターテイメントを見せてくれた2人。
今回のこの作品も本当に痛快で面白いです。

エンディングは完結篇らしく撮影シーンやキャストの面々が、別れを惜しむように放映され、人気映画の余韻を楽しませてくれます。


ラストのこの集合写真はイイですねぇ。
笑顔・笑顔・笑顔。
この笑顔が、観客にも笑顔を運んでくれたのですね。
本当に最高の映画です。
まだご覧になっていらっしゃらない方は、ぜひ、本編をご覧ください。

もしかすると、「5」が近々できるかもしれません。
ハリウッドでは、構想があるようです。
全く別物か、ジュニア編とかになるかは不明ですが、人気のあった映画ですから再開を望む声も多いのでしょう。
できるものならぜひ、見てみたいものですね。