”ジャスコで逢いましょう♪”赤と緑のロゴも懐かしい、ジャスコがイオンに変わるまで。

”ジャスコで逢いましょう♪”赤と緑のロゴも懐かしい、ジャスコがイオンに変わるまで。

かつて駅前の市街地にジャスコがあった記憶のある方は多いことでしょう。いまではすっかり郊外の大型スーパーイオンとなったジャスコ、”ジャスコで逢いましょう♪”の歌も懐かしいジャスコの歩みについて。


ジャスコの開店・閉店時に流れていた「ジャスコで逢いましょう」

この歌、主に閉店時によく聴いた記憶があります。
よく替え歌されていた「ジャスコで逢いましょう」、懐かしいですね。

私の地域ではたしか「ジャスコで万引き~♪」なんて最悪な替え歌をしてた気がします。。。

2013年をもってジャスコブランドは終了しました

それまでのおよそ40年間はジャスコブランドだったのですから、すでにイオンの名がすっかり浸透していることは、改めて考えるとけっこう驚きな訳です。

いまでは、イオンがかつてのジャスコやニチイ、さらにはダイエーだったことを忘れてしまうくらい、イオンの名は浸透していると思います。

「さらばJUSCO」の記事

"Japan United Stores COmpany"の頭文字をとって「JUSCO(ジャスコ)」

1960年代に関西で過ごされた方には、もしかすると「オカダヤ」「フタギ」「シロ」などのスーパーが懐かしいかもしれません。

1969年に岡田屋(三重県四日市市)、フタギ(兵庫県姫路市)、シロ(大阪府吹田市)の3つのスーパーマーケットが提携、共同仕入会社の「ジャスコ株式会社」を設立したのがジャスコの始まりです。

三重県四日市市

岡田屋

兵庫県姫路市

フタギ

大阪府吹田市

シロ

1758年 初代岡田惣左衛門が、四日市久六町で、太物・小間物商「篠原屋」を創業。
1887年 篠原屋、四日市辻へ移転し、「岡田屋」と改称。
1926年 岡田屋、「株式会社岡田屋呉服店」を設立し、法人化。
1937年 二木一一が、兵庫県姫路市に「フタギ洋品店」を開業。
1949年 フタギ洋品店、「フタギ株式会社」を設立し、法人化。
1959年 岡田屋呉服店が「株式会社岡田屋」に商号変更。
1961年 井上次郎が、大阪府豊中市阪急宝塚本線庄内駅前にスーパー「シロ」を開店。
1968年 岡田屋・フタギ、合併を前提に業務提携(のちにシロも参入)。
1969年 岡田屋・フタギ・シロ、3社共同出資による共同仕入会社として「ジャスコ株式会社」(初代)を設立。社名は3社の従業員から公募され、「Japan United Stores COmpany」の頭文字で「ジャスコ」(JUSCO)に。

初代のロゴは「J」

初代シンボルマークは、当時のジャスコの社章「J」で店舗サインにも使用。
「ジャスコ」の看板を初めて掲げた店舗となったのは1969年10月10日の焼津店(静岡県焼津市)。

当時のジャスコのロゴ

1970~80年代、ジャスコグループとして拡大

合併などで規模拡大の70年代、クレジットカードやPOS導入などの80年代

1972年 やまてや・やまてや産業・京阪ジャスコ(旧シロ)を合併。
1973年 かくだい食品・かくだい商事・マルイチ・新庄マルイチ・福岡大丸・三和商事を合併。
1974年 東京証券取引所第二部上場。
1975年 マルサ(静岡県浜松市)を吸収合併。
1976年 東京証券取引所第一部指定換え。扇屋(千葉県)を合併。
1977年 伊勢甚グループ(ボンベルタ伊勢甚、伊勢甚ジャスコ)および「いとはん」を合併。
1979年 イズミヤ、ユニーなどとの出資で輸入専門商社アイク株式会社(現・イオントップバリュ株式会社)設立。
1980年 ジャスコカード発行、食品POSを野田店(大阪市)に導入。
1989年 グループ名称を「ジャスコグループ」から「イオングループ」に変更。

74年から2代目「赤緑のロゴ」へ

2代目シンボルマークは赤と緑を使用し、Jの字の先がカールしたようなデザインで、1974年に制定され同年3月29日開店の名張店(三重県名張市)で採用されて以来15年間使用されました。

私たち世代におなじみのジャスコですね

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