90年代に社会問題にもなった「ブルセラ」とは?高額売買された下着はいくらになった?

90年代に社会問題にもなった「ブルセラ」とは?高額売買された下着はいくらになった?

1990年代、「ブルセラ」という言葉が一世を風靡した。女子高生や女子大生、OLなどの使用済み衣類を顔写真付きで販売するブルセラショップが乱立し、社会問題化した。


90年代前半の「ブルセラブーム」

ブルセラ

ブルセラとは、ブルマーとセーラー服の混成語(造語)である。

ブルセラショップ

女子校生と大人の中継基地「ブルセラショップ」

ブルセラショップは1990年代に東京・横浜などの関東圏、大阪・神戸・京都などの関西圏、名古屋などの中京圏を中心とした大都市に始まり、仙台・札幌・福岡の地方都市に広がって行った。

店内には有名女子校の制服やブルマー、水着、ルーズソックスに生写真がギッシリ。

だいたい入り口近くは、制服系、奥に進むにつれて靴下、ブラジャー、パンティーと過激になり、一番奥に店長がいて、カウンターに生写真が飾ってありました。

ブルセラショップの店内状況

こういうものを売るショップもショップですが、その前提となる「商品」を提供した女子校生たちが当時は大勢いました。

援助交際(エンコー)も流行りました。

実際にルーズソックスやパンティーがいくらで取引されていたの?

制服......20,000円~100,000万円 ルーズソックス......4,000円~8,000円 パンティー......4,000円~10,000円 ツバ......2,000円~4,000円

http://www.menscyzo.com/2009/10/post_456.html

「エロ業界栄枯盛衰物語」第16回:1992年 女子校生と大人の中継基地 ブルセラ・ショップ - メンズサイゾー

衰退するブルセラショップ

最盛期の1993年には年間市場規模が100億円に達していた。下着などは、近所のスーパーやセール時で買えば1枚300円程度だが、数日間着用してブルセラショップに持ち込むと、ざっと元値の10倍以上に跳ね上がる。さらに、ブルセラショップは、仕入れた下着を買い取り価格の2~3倍で顧客に販売する。  90年代後半以降、ブルセラショップへの規制が強化されるようになり、さらに各地方自治体が「青少年育成条例」で独自に規制をするようになった。東京都では2004年6月から、「青少年育成条例」を改正、ブルセラ業者が18歳未満の少女から着用済みの制服や下着を買い取ることなどを、罰則をつけて禁止することを決めた。ブルセラショップや「買う大人」を管理するとともに、少女が安易に大金を手に入れることを防止するのが狙いだ。東京都が改正した後、大阪など他の自治体も相次いで条例を改正するようになった。  しかし、最近では、ネットオークションや出会い系サイトなどがブルセラ販売に利用されている。女子中高生がサイト上で「下着を買ってください」などといった書き込みをし、条件が折り合った成人男性と直接会って自分の衣服や下着など1枚数千円で販売するというものだ。1人の女子中高生の書き込みに対して多数の購入希望男性が殺到しており、規制は強化されてもブルセラ人気は衰えていない。

http://dailynewsonline.jp/article/897425/?page=all

危険ドラッグ市場は年間1200億円「MDMAの2.6倍規模に」 - デイリーニュースオンライン

「ブルマ」体操着一掃のきっかけにも

こうした「ブルセラ」(ブルマー、セーラー服の略)によって、ブルマの廃止論が浮上すると、1990年代中盤から10年間にかけて日本の学校現場からブルマの完全追放が進んだ

2002年、ブルセラショップ「ファイナルファンタジア」摘発

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