世界の王に続く一本足打法の名手【大豊泰昭】に迫る!

世界の王に続く一本足打法の名手【大豊泰昭】に迫る!

世界の王貞治に憧れ、王と同じ一歩足打法を武器に中日で本塁打を量産したスラッガー。プロ野球ファンの記憶に残る大豊泰昭の波乱万丈だった現役時代と今に迫る。


一本足打法の王貞治の再来として本塁打王を獲った大豊泰昭

本名 陳 大豊
1963年11月15日生まれ
身長185cm、体重95kg
左投げ左打ち
ポジション:一塁手、左翼手

中日ドラゴンズの王貞治として、一本足打法を武器に本塁打を量産してきたスター選手。
王貞治のような大記録こそはないが、ファンの心を魅了する負けじ劣らずの野球人である。

広島から18本塁打を放つなど、日本記録も樹立させている。

大豊泰昭(たいほう やすあき)

大豊泰昭の獲得タイトルと主な表彰と記録

本塁打王:1回 (1994年)
打点王:1回 (1994年)

ベストナイン:1回 (一塁手:1994年)
月間MVP:3回 (1994年6月、1994年9月、1996年5月)
IBMプレイヤー・オブ・ザ・イヤー賞:1回 (1994年)
優秀JCB・MEP賞:1回 (1994年)

大豊泰昭のプレースタイル

王貞治を知る者は、あのホームランキングの再来と心を震わせて観戦していたことであろう。
安定した成績は難しかったが、あこがれの人と同じ打撃フォームなだけに、かたくなに守っていたフォーッムである

こだわりの一本足打法

大豊泰昭のプロに入るまでの活躍

台湾での活躍は、華興中学では国の中で一番になり、華興高では世界で優勝させるなど、台湾を代表する選手として目立った存在でした。

台湾の英雄。王貞治に憧れていた大豊は、日本で野球することを強く希望し、名古屋の大学へ入学、愛知大学リーグで素晴らしい成績を打ち出し、日本代表選手へも選出されるほどであった。

もちろん、大豊の思いは、日本のプロ野球に入り活躍することなので、外国人枠で入団するのではなく、日本人枠で入団するように、大学卒業後は中日ドラゴンズの職員として1年間在籍するほどだった。そして、1年後晴れて、ドラフト2位で中日ドラゴンズへ入団することとなるのです。

日本プロ野球に入ってからの活躍振りは素晴らしかった。

引退後も野球人として活躍し続けた大豊泰昭

引退後、名古屋市中区に「大豊飯店」という中華料理屋を開業し、料理人の道を歩み始める傍ら、野球教室に参加し、指導したり、講演活動を行うなど、野球人としての活動も続けた。

台湾と日本の橋かけ的存在にもなり、陳偉殷(チェン・ウェイン)を中日球団に入団までの道しるべとなる。

マスターズリーグへも参加し、中日ドラゴンズ80年代の選手として2シーズン活躍し、野球からかけ離れることのない生活を送ったのです。

しかし、災いが・・・・大豊泰昭に降りかかる。

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