今日、SNSを中心に多様な広がりを見せ、私たちの日常に寄り添い続けている「エッセイマンガ」。個人の実録的な体験から創作までを織り交ぜたそのジャンルの広がりと魅力を紐解く大規模な展覧会が、埼玉県所沢市の「ところざわサクラタウン」内にある角川武蔵野ミュージアムにて開催されることになりました。
公益財団法人 角川文化振興財団は、同館4Fエディットアンドアートギャラリーにて、2026年9月18日(金)から2027年1月11日(月・祝)までの期間、「わたしをすくう エッセイマンガの処方箋展」を開催いたします。本展は、京都国際マンガミュージアムで話題を集めた展覧会の巡回展であり、関東エリアでは初開催となります。
エッセイマンガの変遷と「今を生きる私達に効く処方箋」
展覧会キービジュアル
本展では、エッセイマンガというジャンルがどのように誕生し、確立されてきたのかその変遷をたどります。1970年代以降の少女マンガにおけるエッセイ的な表現の萌芽に始まり、1980年代の突撃ルポスタイル、1990年代の育児エッセイブーム、そしてWEBやSNSから人気が爆発した現代の多様な広がりまでを体系的に紹介します。
また、「家族」「美容」「育児」「病気」「友達」といったテーマごとに厳選した「今を生きる私達に効く処方箋(エッセイマンガ)50」のコーナーでは、現代を生きる私たちの心に優しく効く珠玉の物語が紹介されます。
豪華27名のマンガ家による約400点の原画が大集結
会場には、日本を代表するそうそうたるマンガ家27名による原画やデジタル出力パネルなど、総数約400点(前後期の展示替えあり)が展示されます。
さくらももこ:『ひとりずもう』複製原画10点
山岸凉子:『ゆうれい談』などの原画10点
西原理恵子:『恨ミシュラン』『できるかなリターンズ』などの原画10点
安野モヨコ:『美人画報』原画10点
けらえいこ:『セキララ結婚生活』原画12点
東村アキコ:『ママはテンパリスト』『かくかくしかじか』原画12点
矢部太郎:『大家さんと僕』デジタル出力パネル11点
まめきちまめこ:『まめきちまめこニートの日常』などのデジタル出力パネル11点
ネームや構想ノート、雑誌資料なども交え、作者が日常から物語を「掬う」繊細な創作の舞台裏に迫ります。
角川武蔵野ミュージアムならではの独自連携展示
図書エリアを擁する角川武蔵野ミュージアムならではの試みとして、館内の「エディットタウン」や「マンガ・ラノベ図書館」と連携した独自企画が展開されます。
エディットタウンのブックストリートからコミックエッセイのテーマとつながる関連本を選書して会場内に配架し、コミックエッセイの世界と本棚を結びつける新しい鑑賞体験を提供します。また、4階のサテライトコーナーでも関連マンガが配架され、すでに京都会場等で鑑賞した方でも新鮮な気持ちで楽しむことができます。
さらに、会期中には展覧会企画者によるスペシャルギャラリートークや、初心者向けのマンガ家体験ワークショップなどの関連イベントも多数予定されています。エッセイマンガが持つ温かな救いや共感の力を、ぜひ会場で体感してみてはいかがでしょうか。
©角川武蔵野ミュージアム
【展覧会概要】
展覧会名: わたしをすくう エッセイマンガの処方箋展
会場: 角川武蔵野ミュージアム 4F エディットアンドアートギャラリー(埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内)
会期: 2026年9月18日(金)~2027年1月11日(月・祝)
休館日: 毎週火曜日、12月31日、2027年1月1日(※祝日や一部日程は開館)
営業時間: 10:00~18:00(最終入館は17:30)
チケット価格(KCMスタンダードチケット): 一般(大学生以上)1,400円、中高生1,200円、小学生1,000円、未就学児無料
展覧会公式サイト: https://kadcul.com/event/276
©角川武蔵野ミュージアム