老舗写真誌『アサヒカメラ』
創刊100周年記念号
日本の写真文化とカメラ界を長年にわたり牽引し、多くの写真家や写真愛好家に愛されながらも2020年に休刊した老舗写真誌『アサヒカメラ』。その創刊100周年という記念すべき節目に、ファン待望の特別号が大きな反響を呼んでいます。株式会社朝日新聞出版は、休刊から6年となる2026年7月21日(火)に『アサヒカメラ創刊100周年記念号』を発売しました。
発売前から各種メディアで大きく取り上げられた本作は、予約が殺到して「楽天ブックス週間ランキング(カメラ・写真部門/2026年6月29日~7月5日)」で第1位を獲得。さらに反響の大きさを受けて、異例の発売前重版が決定するなど、写真界のみならず大きな話題となっています。
単なる回顧録にとどまらない「今の時代のアサヒカメラ」
本記念号のテーマは「伝統の継承と写真の現在地」です。過去の功績を振り返るだけの単なる回顧録ではなく、「もし今の時代にアサヒカメラが存在していたら」という視点のもと、SNSの普及やAI技術の進化が著しい現代における写真・カメラの立ち位置や課題、未来像を多角的に検証する非常に意欲的な誌面構成となっています。
誌面では、スナップ、人物、動物、鉄道など著名写真家による名作・新作が競演するグラビア企画をはじめ、現代の写真家たちが生き抜くためのリアルな知恵と技術に迫る特集「写真家・写真愛好家の生存戦略2026」を展開。ストリートスナップの第一人者・中藤毅彦氏の最新作&インタビューをはじめ、スナップ撮影における最新の法律・マナーの解説や、肖像権ガイドラインの徹底分析など、実践的な情報が盛りだくさんです。
AI技術との対峙、動画表現、そしてプリントへの原点回帰
近年急速に進化を遂げる「生成AI」と写真との関係性にも鋭く切り込んでいます。写真家の村越としや氏による「AIが変えた“見ることの構造”」の論考や、画像の真偽を検証する新技術「C2PA」の実力検証、トラブルを防ぐための「AI時代の写真著作権入門」など、今まさにすべての写真表現者が直面しているテーマを深掘りしています。
さらに、近年のカメラ性能向上に伴い不可欠となった動画制作ノウハウ(上田晃司氏による動画表現の解説)や、SNS時代だからこそあえて「紙のプリント」や個人出版(ZINE)にこだわる意味について大西みつぐ氏やコムロミホ氏らが語り合う企画など、デジタルとアナログの双方から写真の本質にアプローチしています。
木村伊兵衛写真賞50年の歴史と次の100年へ
もちろん、同誌が築いてきた歴史を振り返るコンテンツも充実しています。『アサヒカメラ』の100年をめぐる余話や、写真界の芥川賞とも称される「木村伊兵衛写真賞」の50年の歩みの振り返り、山岸伸氏による「次世代の写真家へ」向けたメッセージなど、歴史的資料としても価値の高い内容が凝縮されています。
写真を取り巻く環境が激変する現代において、写真表現の美しさと「撮ること・伝えること」の意義を改めて問い直す本誌。長年のアサヒカメラファンはもちろん、スマホやSNSで写真を楽しむ若い世代にとっても、写真の魅力と深みに触れられる必読の一冊となりそうです。
『アサヒカメラ』の100年をめぐる三つの余話/木村伊兵衛写真賞の50年/山岸伸「次世代の写真家へ」
■【商品概要】
・タイトル:アサヒカメラ創刊100周年記念号
・定価:1,650円(税込)
・発売日:2026年7月21日(火)
・発行:株式会社朝日新聞出版