うまくて安い立ち食いそば!【立ち食いそば御三家】といえば?

うまくて安い立ち食いそば!【立ち食いそば御三家】といえば?

日本のファストフードとして長きにわたって人々から愛され続けている立ち食いそば。日本全国に数え切れないほど存在する立ち食いそば店の中から、立ち食いそば界のビッグスリーについて調査してみました。


立ち食いそば御三家とは?

江戸時代に始まった屋台のそば屋がルーツだと言われている立ち食いそば。
戦後の貧しい時も、その後訪れた高度経済成長期にも、手軽に空腹を満たすことができる立ち食いそばは多くの人々から愛されてきました。

さて、そんな立ち食いそばの御三家としてよく耳にするのが、

・名代 富士そば
・小諸そば
・ゆで太郎

実際に利用したことがある人はもちろん、行ったことはないけれど名前は知ってるという人も多いのではないでしょうか。

全国各地に数多くある立ち食いそば屋の中でも、この御三家と呼ばれる3店は圧倒的勢力を誇っていると言われています。

名代 富士そば

「富士山の様に立派で有名な立ち食いそば店にしたい!」
創業者である丹道夫さんの熱い思いが込められた「名代 富士そば」。
「名代」は「なだい」と読み、「有名で世間に名前がよく知られていること」という意味です。

そんな富士そばの始まりは1966年。
渋谷に「そば清」という店名で1号店をオープンしました。
当時不動産業で成功を収めていた丹道夫さんでしたが「こんなことはいつまでも続かない」と思い、社員たちが生活していけるようにと考えて開業したのが立ち食いそば店だったんだそう。

1972年からは「名代 富士そば」という現在の店名になり、2024年10月時点で関東地区を中心に109店舗を展開しています。

また、そば店といえば気になるのがそば粉比率。
富士そばでは「そば粉4割、小麦粉6割」という比率で製造されているそうです。

そんな中、話題となったのが慶應三田店。
メニュー開発は各店舗の店長に一任されているという富士そばですが、慶應三田店ではそば粉比率8割のそばを提供していました!
慶應三田店は残念ながら2017年10月に閉店となってしまいましたが、独創性のある店舗独自のメニューも多い富士そばですから、各店舗を巡ってみるのも楽しそうですね。

小諸そば

1974年に東京都中央区京橋に1号店を開店し、2024年10月時点で東京都を中心に55店舗を展開している「小諸そば」。

実は、店名に「小諸」と入っているものの、長野県小諸市に小諸そばの店舗は一つもありません。
では、「小諸そば」という店名の由来は何なのかと調べてみたところ、立ち食いそば店を始めるにあたり、長野県小諸市を中心に信州そばの研究をされていたという創業者の方が、次第に小諸市の方々と交流を持つようになり、「ぜひ小諸という名称を使って欲しい」と言ってくれたことがきっかけで「小諸そば」という店名になったとの情報がありました。

そして、その縁は現在でも続いているそうで、2018年7月から小諸市に自社畑を作ってそば栽培を開始しています。
全ての商品において小諸産のそば粉を使用しているわけではないと推測しますが、小諸そばと小諸市はこうしたつながりがあるんですね。

さて、そんな小諸そばの気になるそば粉比率ですが、小諸そばのホームページよるとそば粉比率は8割を超えているとのことです。

さらに、小諸そばではそばの実の中心部分だけを原材料とする更科粉を使用しているため、雑味の少ない上品なそばを味わうことができるのも魅力です。

ゆで太郎

信越食品株式会社と株式会社ゆで太郎システムという二つの会社が同一屋号で運営している「ゆで太郎」。

1号店が開店したのは1994年10月。東京都中央区の湊店でした。
御三家の中ではいちばん新しいゆで太郎ですが、店舗数は堂々の第1位!
信越食品系列の店舗とゆで太郎システム系列の店舗を合わせると、2024年10月時点で開店予定の店舗も含め222店舗を展開中です。

そして、富士そばと小諸そばの場合は首都圏が中心ですが、ゆで太郎の場合は北海道から九州まで26の都道府県に店舗があるんです。
それほど多く出店できる理由は店舗ごとの自家製麺にあるといいます。

ゆで太郎の最大の特徴と言われているのが、挽きたて、打ち立て、茹でたての「三たて」。
これは、各店舗でそば粉から麺を作っているからこそ実現できることだったんですね。

さて、そんなゆで太郎の気になるそば粉比率は、2014年7月に投稿された株式会社ゆで太郎システムのフェイスブックによると5.5割とのことでした。
ゆで太郎では、そば粉と小麦粉と水以外は使用していないため、そばが保存できるのは冷蔵庫でも二日が限界。
そのため、自家製麵以外の方法しかないという結論に辿り着いたんだそう。

ゆで太郎のこだわりの麺。今すぐにでも食べに行きたくなっちゃいますね。

進化し続けていく立ち食いそば屋

昭和の頃の立ち食いそば屋といえば、駅構内に店舗がありカウンターだけで椅子は無し。
客層はサラリーマンを中心とした男性客で、おつゆのいいにおいにはそそられるものの女性が入っていくには少し気後れしてしまうイメージでした。

しかし、時代とともに立ち食いそば屋は駅構内から駅の外へと発展し、1990年代からは椅子を置くお店が増えていきました。
すると、徐々に女性客が増えいき、今や立ち食いそば屋は男性のものだけではなくなりました。

そして、現在では全国各地に数え切れないほどの立ち食いそば屋が存在し、「推しの立ち食いそば屋」がある方も多いのではないでしょうか。
そばはもちろんのこと、天ぷらや丼物も美味しく、さらに店舗限定商品や期間限定商品など、メニューもバラエティーに富んでいる立ち食いそば屋。
これからも、日本の食文化を支える存在としてさらなる進化が期待されます。

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