キン肉マンはなぜマリさんではなくビビンバと結婚したのか?の考察

キン肉マンはなぜマリさんではなくビビンバと結婚したのか?の考察

1980年代に一世を風靡したアニメ「キン肉マン」は、超人が悪から人間を守ってくれる物語でした。リングで繰り広げられる手に汗握るバトルに、昭和の子供たちはワクワクした物です。そんなキン肉マンの恋人と言えばマリさんですよね。でもキン肉マン二世ではキン肉マンが結婚したのはビビンバでした。なぜキン肉マンはマリさんではなく、ビビンバと結婚したのでしょうか?考察してみたいと思います!


キン肉マンの妻でキン肉星の王妃はビビンバ

キン肉マン二世の主役は、キン肉マンの息子のキン肉万太郎です。
父親はキン肉星の大王のキン肉スグル、そして母親は王妃のビビンバという設定になっていました。

キン肉マンが40歳の時に第一子の万太郎を授かっています。
アニメ版の視聴者はビビンバ…誰…?と思うかもしれませんが、実は原作ではキン肉マンを一筋に愛して寄り添い続けていたのはビビンバでした。

ビビンバとはどのような女性だったのでしょうか。

本名:ホルモン・ビビンバ
生年:1964年
出身地:キン肉星ホルモンシティー
種族:ホルモン族

キン肉族と敵対していたホルモン族の王女で、母親はキン肉族との闘いで戦死しています。
父親のホルモン・ヤーキの命令でキン肉マンを狙う刺客として派遣されますが、キン肉マンに恋をしてキン肉ハウスに押し掛けるように同居しました。

明るく無邪気で、ポニーテールが似合う美少女。
アニメでは劇場版に登場し、原作ではキン肉マンに思いを寄せる姿をみて身を引いた婚約者のシシカバ・ブーと結果的に結ばれています。
また王位争奪編にも登場しますが、偽王子で最後に改心したスーパーフェニックスと結ばれるなど、キン肉マンとは結ばれることはありませんでした。

マリさんとは破局したの?

アニメ版キン肉マンでは、キン肉マンからプロポーズされて承諾したシーンがあったのに、マリさんはキン肉マンと破局してしまったのでしょうか?

本名:二階堂マリ
職業:幼稚園の先生

髪型は肩くらいまでのミディアムで、幼稚園の先生ということもあり、とても優しくおしとやかなマリさん。
キン肉マンからは、マリしゃんと呼ばれていました。
昭和後期にマリという名前だった女の子は、大抵マリしゃんと呼ばれていたように思います。
そのくらい、キン肉マンとマリしゃんは世間から認知されたカップルでした。

王位争奪戦の決勝戦の前にキン肉マンからのプロポーズを承諾しているので、アニメ放送終了時点では婚約者だといえます。

キン肉マン2世では、引っ込み思案な性格だったため、どこかキン肉マンが気を遣っているようにも見えて、明るく活発なビビンバの方がキン肉マンに相応しいと考えて、自ら身を引いたことが明かされました。

マリさん…切ないです。
アニメではビビンバが登場しなかったこともあり、キン肉マンの方がマリさんにべた惚れでとても幸せそうに見えましたので、身を引く必要はなかったように思えましたが、葛藤があったようですね。

マリさんは尻軽女だった?

実は原作でのマリさんは、割と早期に離脱しています。
ミート君が思いを寄せる幼稚園の先生として登場しますが、そもそもキン肉マンの一方的な片思いであったように記憶しています。

イケメン(?)のロビンマスクが登場したときには、テリーマンの恋人のナツコさんと共にお尻がプカプカと浮かび尻軽女と罵りあっていました。
アニメのようにおしとやかな女性でもなかったので、キン肉マンに一途なアニメ版のマリさんは原作とは別のオリジナルキャラだったように思います。

初期はコメディー色が強かったので、マリさんやナツコさんとの絡みもありましたが、バトル漫画の色合いが濃くなったために登場機会が無くなってしまったのではないかと思いますね。

アニメはナツコさんもマリさんと共にヒロインとして、残り続けました。
アニメは劇場版が制作されて、恋愛要素も取り入れていたので、マリさんの存在は必要不可欠だったのではないかと思われます。

当時はアニメの展開が早すぎると、原作に追いついてしまうので原作にはないオリジナルストーリーを入れる必要がありました。

ドラゴンボールも同様で、アニメオリジナルストーリーも多々あります。

原作とアニメが違う方向に進んでしまったのは、キン肉マンに一方的に片思いをしていた(ように見えた)ビビンバと結婚することになるとは思いもしなかったということや、王位争奪戦までアニメ化するとは思ってもみなかったことにあるようです。

原作者のゆでたまごさんは、設定がコロコロと変わることでも有名でしたので、ビビンバと結婚するとは誰にも想像できなかったのでしょう。

キン肉マン2世~究極の超人タッグ編でブロッケンJ.r が、ペンダントに入っているウルフマンの写真を見るシーンがありますが、ウルフマンは生きていた筈です。
ケンダマンとスクリューキッドのスクリュードライバーを受けて、お腹に穴が開きましたが、気を失っているだけで生きていました。

証拠にロビンマスクの素顔を撮ろうとしたカメラマンを撃退しています。
ただ悪魔超人コンビの一人アシュラマンに死んだ超人として腕を奪われ、更に決勝戦のヘル・ミッショネルズ戦に苦戦するキン肉マンを亡霊として援護しました。

死亡描写はありませんでしたが、元気にカメラマンを撃退した後、お腹の傷が悪化し故人となってしまったのかもしれません。

とはいえ、そんなところもキン肉マンの魅力の1つです。(笑)

まとめ

今回は「キン肉マンはなぜマリさんではなくビビンバと結婚したのか?の考察」についてご紹介しました。
キン肉マンがマリさんではなく、ビビンバと結婚したのはマリさんが身を引いたためだったようです。
アニメのマリさんが好きだったので複雑でしたが、原作のマリさんはキン肉マンが好きなように見えなかったので、一途に思い続けたビビンバとの結婚が自然な形だったのかもしれませんね。

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