「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」の後、何だった?一番長いのはどんなフレーズ?

「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」の後、何だった?一番長いのはどんなフレーズ?

子どもの頃、何かを決めるときによくやった「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」その続きは地域によって異なりますよね。あなたはどんなフレーズで行っていましたか?


「どれにしようかな」の基本

小さい頃、何かを選ぶときや、誰か1人を選ぶときに「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」と指さしていた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

この歌、地域によってフレーズが違います。幼稚園が小学校が違っただけで変わったりもしますよね。

基本のフレーズが
「どれにしようかな 天の神様の言う通り」
というのが一般的だと思いますが、この基本文だけでも地域差があります・

「どれに」が「どちらに」「どっちに」だったり、人を選ぶときは「だれに」だったりしますよね。

「天の神様」も「神様」だけだったり、「裏の神様」だったり、はたまた「天神様」だったりもします。
「裏の神様に聞けばわかります」という場合もあるみたいですね。関東や関西で言い方が集中しているなどということはないので、全国的に様々なフレーズが使われているのでしょう。

そしてさらにその後のフレーズが続きます。今回は系統別に分けてみました。実際は、複数のフレーズが組み合わさって付いているケースが多いです。

そして独自のアレンジも追加されるので今など変わり続けているようです。同じ小学校でも私たちの世代と今では変わっていそうですよね。

呪文系

まずは、特に意味のない呪文のような言葉が続くケース。

なのなのな
あべべのべ
あべべのべのべの
あのねのね
おすすのす
おずずのず
あぷぷのぷ
ケケケノケ
ゲゲゲのゲ
せっせのせのすっとんけ
ぶったかぶったか
じゃがぽかぽかりのぽかぽかり
すっちょい すっちょい すっちょいの ちょい

など、数々ありますね。ちなみに私の地域は「なのなのな」でした。むしろ「なのなのな」までは基本のフレーズだと思っていましたがこれだけの種類があったんですね。

「なのなのなすび」など、なのなのなから派生したケースも見られます。

「どれにしようかなのなのなすび 神様の言う通り」など神様よりも前に呪文が入るケースもあるようです。

鉄砲系

続いてはなぜか多い鉄砲系。指をさす形を鉄砲に見立てているのでしょうね。

鉄砲撃って バンバンバン
もひとつオマケにバンバンバン
もいちど撃ってバンバンバン
鉄砲撃って ドンドンドン
大砲撃って ドンドンドン

などがあります。

さらにそのあとに

ろうそく一本消えた
卵が割れたかな
ネズミが死んだ

などが続く場合もあります。

ちなみに私が小学生の時は「どれにしようかな 天の神様の言う通り なのなのな 鉄砲撃ってバンバンバン もう1つ撃ってバンバンバン ひよこの卵が割れたかな」でした。

でも人によって「バンバンバン」を増やしたりすることもあり、やるたびに違うこともありましたね。

食べ物系

続いては食べ物系。

柿の種
赤豆 白豆 天の豆
赤豆 白豆 さんど豆
赤豆 白豆 茶色豆
赤豆白豆なんの豆
赤豆青豆黄色豆
南京豆の綱渡り
ごはんつぶ
お味噌汁
アイスクリーム チョコレート
あーめんそうめん中華そば
おせんべやけたかな
焼きいも焼けたかな
あぶらげ食べたかな
みかんの皮がむけました
りんごのりんごのりんご取り

など。

食べ物系も幅広いですが「柿の種」を使っている地域が多いようです。5文字なので言いやすいのでしょうね。「ごはんつぶ」「お味噌汁」なども同じ理由でしょう。呪文系も5文字が多いですもんね。

動物・昆虫系

動物や昆虫が続くケースもあります。

ウサギさんが転んだ
ねんねのねんねのねずみとり
猫踏んだ
リスリスコリス
ひよこのお散歩

赤とんぼ
かたつむり
けけけのけむし
あぶらむし
毛虫 あぶら虫
山の奥のあぶら虫
けっけらけーの毛虫
アブラゼミ スズメが死んだら アブラゼミ

動物、昆虫系も5文字の言葉が多いですね。特に意味のない思いついた言葉を追加していったのだろうなという感じがします。

小動物や昆虫など小学生になじみの深いものが多いものもそのせいでしょう。

最も長いフレーズは?

その他には

月火水木金土
へのへのもへじ
キンコンカンコン
ぎったんばっこん
新聞紙

などの語呂のいいフレーズや

桜島ドッカーン
ぽこぺんちーよの言うとおり
裏から回ってさんげんめ
ねんねのねんねのねずみとり
指輪のおっさん指切った

等少々ストーリー性のあるものも。

あっぷくぷのぷっぷっぷ
ぷっとこ ぷっとこ ぷっぷっぷ
ブッとこいて ブッとこいて ブッブッブッ
ぷりっ、ぷりっ、ぷりっぷりっぷりっ!
などのおなら系も多いですね。さすが小学生という感じです。

Wikipediaに掲載されている中で最も長いのは
「どちらにしようかな 天の神様の言う通り 鉄砲打ってバンバンバン柿の種 お寺の和尚さんがカボチャの種を撒きました 芽が出でふくらんで 花が咲いて 実になって 枯れてしまって じゃんけんぽい」
でした。これは後半は別の歌ですよね。

他には
「どれにしようかな 天の神様の言う通り あべべのべいチョコレートのおまけつき 鉄砲撃ってバンバンバン もひとつおまけにバンバンバン」
「どれにしようかな 天の神様の言うとおり プッとこいてプッとこいてプップップッ 柿の種 アブラ虫 もひとつおまけに プッとこいてプッとこいてプップップッ」
「どちらにしましょうか 天の神様に聞いてみたらすぐ分かります かっかのかっかの柿の種 ねんねのねんねのねずみとり りんごのりんごのりんご取り 山の奥のあぶら虫」

なども長いですね。あなたの地域ではどんなフレーズでしたか?大人になっても盛り上がりそうな話題ですよね!

ちなみに、「どれにしようかな」を題材にした本や、基本のフレーズを使った歌も出ていますよ。

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