覚えてますかこんなCM、戸川純「お尻だって洗って欲しい」

覚えてますかこんなCM、戸川純「お尻だって洗って欲しい」

2020年、TOTOの温水洗浄便座「ウォシュレット」が、発売から40年を迎えました。世界で累計出荷台数が5000万台を突破し、他社の製品を含めると、住宅における日本国内の普及率は8割に達しています。現在の住宅において、温水洗浄便座は欠かせない設備機器。しかし、「お尻を洗う」という文化が浸透するまでは、長く厳しい道のりがあったのです。まさに、苦難の連続だったそうです。


視聴者に衝撃を与えたCM

現在では、当たり前のようになっていて、私たちの生活に欠かせないのがウォシュレット。何気に考えると、これって凄い発明ですよね。お湯がピンポイントでお尻のスポットに出てくるし、座ると温かい。本当に素晴らしい製品を考えたものです。「おしりだって洗って欲しい。」のキャッチコピーで、戸川純さんがコマーシャルしていた1982年頃が懐かしいですよね。当時、家庭用の商品としては画期的な商品でした。コマーシャルの影響で有名になったのがウォシュレット。そして、戸川純さんもこれで知名度が上がりましたね。彼女の本業は歌手です。

クレーム殺到

日本初のウォシュレットを開発したのは、九州市のTOTO本社に勤める社員と、一般の方の2人です。彼らは試行錯誤の結果、1980年に「ウォシュレットG」を発売。ウォシュレットは生活に欠かせない機器として、機械遺産にも登録されたんですよ。

1982年に放送された戸川純さんが出演した「TOTOウォシュレット」のCM、実は大不評だったんです。「食事時に流すな!」といった抗議が会社に殺到します。それでも根気よくTOTOの宣伝課は、暮らしが快適になる商品で自信と誇りを持っていると誠実に答え続けたのです。

ウォシュレットが販売されてから15年、正直泣かず飛ばす状態でした。一部の痔を患っている方からの支持はありましたが、世間の認知度は低かったのです。そこであのCMが流れ、世間の話題をさらいます。実際にCMは、あえて夜7時過ぎの家族団らんの時間に集中して放送したそうです。食事中に「おしりだって、洗ってほしい」と流れるCMに、クレームが殺到します。実際のところ、お茶の間の意識を変えるには想像以上の時間がかかりました。それでも、15秒から30秒といった短時間のCMでお茶の間の意識を変えるには、印象に残る力強いフレーズが必要だったのです。

まさにコピーライトの力

今では当たり前にトイレに納まっている温水洗浄便座ですが、1992年当時では普及率はまだ20%もありませんでした。更に、一度も使ったことが無いような人も多かったのです。元々、温水洗浄便座というのは、伊奈製陶(INAX現LIXIL)が1964年に日本初の輸入販売を開始したもの。その後、TOTOも続いて輸入販売を開始したのです。当時の温水洗浄便座は、医療・福祉向けの設備として、痔の治療目的で使われていたのです。

そして初めて日本で作った温水洗浄便座がLIXILでした。1967年10月に国産初の温水洗浄便座「サニタリーナ61」を発売。そして2年後、1969年から「ウォッシュエアシート」という名称でTOTOが生産に参入したのです。先行していたLIXILには無くて、TOTOにあったもの。現在では、温水洗浄便座=ウォシュレットとして認識されていますが、実はウォシュレットは、TOTOの登録商標なんです。そして、遅れてスタートしたTOTOが、どうしてトップシェアが取れたのでしょうか。それがコピーライトの力、「おしりだって、洗ってほしい」なんです。

世界に広まるウォシュレット

温水洗浄便座発売から、昨年に40年を迎えたTOTO、ウォシュレットの原型は、痔の人のための米国製医療用便座でした。日本では1964年から販売していましたが、あまりに故障や使いにくいというクレームが多く、結局1978年から自社開発に乗り出すことになり、現在に至っています。「おしりを洗う」という生活習慣を根付かせた「ウォシュレット」。新型コロナウイルスの感染拡大などによって衛生面への意識も高まり、限りない進化が注目されています。

日本では好調の温水洗浄便座、しかしアメリカでは思うように伸びていませんでした。しかし最近、アメリカからの引き合いも強まっているそうです。海外では高級ホテルなどで採用が進む中、遂に累計出荷台数が全世界で5千万台を超えました。しかし、アメリカでは今でも認知度が低いようで、トイレにコンセントがない住宅も多く、設置の妨げになっていたようです。それでも、そのアメリカでも注目が高まってきているようで、今後の売上増が期待されています。

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CM 戸川純 1982年

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