凍える夜に聴きたい。90年代が生んだ極上R&Bの世界~!

凍える夜に聴きたい。90年代が生んだ極上R&Bの世界~!

ヒップホップが黄金期なら90年代のR&Bもまた黄金期だったと言えるでしょう。寒い冬、そんな彼らの感情のこもった圧倒的な歌声に酔いしれてみたくなりました。凍えそうな夜にもぜひ極上のR&Bソングを聴いて温まってみてはいかがでしょうか。


ボーイズⅡメン

1990年代にR&Bの一時代を築いた4人組男性ボーカルグループボーイズIIメン(英語: Boyz II Men)。ヒップホップとR&Bを融合させ、そこにハーモニーをプラスした独自のスタイルを生み出し、全米13週連続1位に輝いた名曲「End Of The Road」で一気にスターダムへと駆け上がりました。その後もベイビーフェイス・プロデュースの「I'll Make Love to You」やジャム&ルイス・プロデュースの「On Bended Knee」、マライア・キャリーとデュエットした「ワン・スウィート・デイ」は全米で16週連続1位にとどまり、当時のビルボード歴代最長記録を樹立したロングランヒット・ナンバー!時代と共にミュージックシーンも様変わりし、居場所を無くしてしまった彼ら。その抜群の歌唱力とハーモニーが再びフューチャーされる日がやって来ることを願わずにはいられません。

メアリー・J. ブライジ

90年代を代表する女性R&B歌手メアリー・J. ブライジ(Mary Jane Blige)。ヒップホップのビートに乗せてR&Bを歌う(通称:ヒップホップ・ソウル)独特のスタイルで「クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」の称号を持つ名シンガーです。個性的な声と哀愁に満ちた圧巻の歌唱力で90年代のR&Bシーンに旋風を巻き起こしたメアリー。また彼女が幼少期に経験した苦悩やバックグラウンド、それでも前を向いて歩く強さが多くの女性たちの共感を呼び、楽曲と合わせて熱狂的なファンを生みました。

デビューアルバム『ホワッツ・ザ・411?』、セカンドアルバム『マイ・ライフ』、サードアルバム『シェア・マイ・ワールド』はR&B界に新たな風を吹き込み、一躍シーンの中心人物となるのです。2000年以降もその人気は衰えず、その後2001年に発売された5枚目のアルバム『ノー・モア・ドラマ』からシングルカットされた同名曲「ノー・モア・ドラマ」はメアリーを代表する1曲として今でも高い評価を受けています。泣きたいときに聴くのもおすすめですよ!

K-CI & JOJO

90年代に大活躍していたK-CI & JOJO(ケー・シー&ジョジョ)。セドリック“K-CI”ヘイリーと、ジョエル“JOJO”ヘイリーの兄弟からなる実力派R&Bデュオです。ブラック・コーラス・グループ「ジョデシィ」のメンバーとしてすでに大成功を収めていた2人は、ジョデシィ活動休止後にデュオを結成しました。その圧倒的な歌唱力と声量で人々を魅了し、日本でも「テル・ミー・イッ ツ・リアル」や「オール・マイ・ライフ」が大ヒット!中でも「オール・マイ・ライフ」は結婚式の定番ソングとして長年親しまれていますよね。愛しい恋人へ向けた極上のラブソングです。

アリーヤ

1994年に15歳でR・ケリープロデュースのもと「Back & Force」でセンセーショナルにデビューしました。ティーンエージャーでありながら、その大人びた雰囲気は他を圧倒し、天才的な歌声と天性の魅力で90年代のミュージックシーンをリードした歌姫です。そんなアリーヤの名バラードといえば、ダイアン・ウォーレンが手がけた「The One I Gave My Heart To」やアイズレー・ブラザーズをカヴァーした「At Your Best (You Are Love)」がおすすめ!アップテンポな曲も素敵ですが、哀愁溢れるバラード曲もまた彼女の真骨頂ですよね。

2001年にセスナ機の墜落事故により22歳という若さでこの世を去ったアリーヤ。事故直後に発表された楽曲「Miss You」は今でもR&Bの名曲として愛され続け、その早すぎる死が悔やまれてならない伝説の歌姫です。

TLC

TLC(ティーエルシー)は、T-ボズ、チリ、レフト・アイの3人により結成された女性R&Bグループです。92年のデビュー以来、数々のヒット曲を世に送り出してきた90年代を代表するスーパーグループ。しかしレフト・アイの事故死により2人組としての活動を余儀なくされ、2017年にはTLCとして最後のアルバムとなる『TLC』をリリースしました。今なお世界中の音楽ファン、そしてアーティストに影響を与え続け、大ヒットした「Creep」「No Scrubs」「Waterfalls」はまさにR&Bシーンに革命をもたらした傑作です。

アッシャー

1994年にデビューしたアッシャー(Usher)。これまでに数々のヒット曲を生み出し90年代以降も活躍し続けている実力派です。セクシーで甘いルックスも手伝って当時のR&B歌手には珍しくティーンエージャーのアイドル的存在でした。大ブレイクするきっかけとなったセカンドアルバム『My Way』(1997年)はまさに名盤。「You Make Me Wanna…」や「Nice & Slow」は日本でもヒットしましたよね。2000年代に入ってもその勢いは止まらず、「U Remind Me」「U Got It Bad」「Burn」「Confessions Part II」「My Boo」など次々と名曲を生み出し、現在もR&B界を歌手・プロデューサーの両面からリードし続けているスーパースターです。

ブランディー

1994年に15歳で鮮烈なデビューを飾ったブランディ(Brandy)。ファーストアルバム「ブランディ」は全米だけでも500万枚以上のセールスを記録し爆発的なヒットを記録した秀作です。R&B歌手ながらティーンアイドルとして抜群の人気を誇り、まだあどけなさの残る女の子でありながら、スキルは大人並みというアンバランスさも魅力でしたよね。当時恋仲と噂されていたボーイズIIメンのウォンヤ・モリスとのデュエット曲で日本でも話題を呼んだ「Brokenhearted」はバラードの傑作。「Have You Ever?」もまた切ないラブソングなのでぜひチェックしてみてください。歌手・女優の両方で成功しみんなに愛されたブランディは、まさに90年代のR&Bシーンには欠かせない重要人物でありスターです!

モニカ

1995年に14歳でデビューしたモニカ(Monica)。まずは何と言っても全米ナンバーワンに輝いたセカンドシングル「ビフォー・ユー・ウォーク・アウト・オブ・マイ・ライフ」外せないでしょう!10代特有の甘さと切なさが共存したストレートな名バラードです。そしてブランディと共演しグラミー賞も受賞した「ザ・ボーイ・イズ・マイン」。この曲は同世代の洋楽ファンならきっといつ聴いてもワクワクが止まらないはず!当時の大きな流れでもあった10代での鮮烈なデビュー。彼女はブランディ、アリーヤと共にそんな怒涛の90年代のR&Bシーンを大きくリードした稀有な存在です。

あとがき

90年代のR&Bには現代とはまた違うシンプルさと強さがありました。何度聴いても色褪せない名盤にぜひ皆さんも浸ってみてはいかがでしょうか。

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