1988年に行われた『第30回日本レコード大賞』を振り返ってみよう!

1988年に行われた『第30回日本レコード大賞』を振り返ってみよう!

紅白歌合戦と共に行われている年末の風物詩でもある「日本レコード大賞」。レコード大賞を受賞した楽曲の売上が大きく伸びると言われた時代もありました。時代を表すレコード大賞を主な受賞作と共に振り返ってみましょう!


1988年『第30回日本レコード大賞』

制作:TBSテレビ
放送期間:1988年12月31日
視聴率:21.7%

司会は、キャスター兼俳優の関口宏とアナウンサーの三雲孝江が、ともに2回目をつとめた。

日本レコード大賞 「パラダイス銀河」 光GENJI

「パラダイス銀河」
歌手:光GENJI
作詞・作曲:飛鳥涼
編曲:佐藤準

1988年3月9日にリリースされた、光GENJIの3枚目のシングル。光GENJIのシングル曲の中では最大のヒット作品になった。発売当時、すでに大流行していたため、ほとんどの店で入荷と同時にレコードが売り切れてしまい、新聞紙上にはお詫びの広告が掲載された。オリコンチャートでは5週間にわたって1位を独走し、1988年度年間1位を獲得した。同年末の第39回NHK紅白歌合戦にも初出場し、「光GENJI'88メドレー」のうちの1曲として披露した。

最優秀新人賞 男闘呼組(曲:「DAYBREAK」)

「DAYBREAK」
歌手:男闘呼組
作詞:大津あきら
作曲:Mark Davis
編曲:松下誠・Mark Davis

男闘呼組のデビューシングルで、1988年8月24日にリリースされた。カップリング曲違いで4種類のシングルを発売した。同年末の第39回NHK紅白歌合戦には、当時同じジャニーズ事務所所属だった田原俊彦が辞退したため繰り上げにより初出場することとなって、この曲を歌った。

最優秀歌唱賞 「人生いろいろ」島倉千代子

「人生いろいろ」
作詞:中山大三郎
作曲:浜口庫之助
編曲:竜崎孝路

島倉千代子が1987年4月21日に発表したシングル曲。島倉千代子の楽曲の中では最大のヒット作品。この最優秀歌唱賞とあわせて、作詞賞も受賞した。また、第20回日本作詩大賞や第8回メガロポリス歌謡祭・演歌大賞も獲得している。1988年の第39回NHK紅白歌合戦には31回目の出場をし、この曲を歌唱した。

金賞(大賞ノミネート作品)

「TATTOO」中森明菜

「TATTOO」
作詞:森由里子
作曲:関根安里
編曲:EUROX

中森明菜の21枚目のシングル。第21回全日本有線放送大賞(上半期) 読売テレビ最優秀賞、第7回メガロポリス歌謡祭 ポップスメガロポリス賞、ポップス大賞なども受賞した。

「あぁ、グッと」近藤真彦

「あぁ、グッと」
作詞:康珍化
作曲:吉田拓郎
編曲:松下誠・中村哲

吉田拓郎が、ジャニーズ事務所所属歌手へ楽曲を提供したのはこれが初めて。1988年の第39回NHK紅白歌合戦には8年連続8回目の出場をし、この曲を披露した。

「ANGEL」氷室京介

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