【アクション・スター】日本が世界に誇るアクションスターたち

【アクション・スター】日本が世界に誇るアクションスターたち

日本と言えば「ニンジャ」をイメージする外国人も多いのだとか。世界でも活躍中、または活躍した日本人アクションスターたちをご紹介します。


千葉真一

「アクションスター」という言葉が世に広く知られるようになったのは、この人の業績といっても過言ではないでしょう。

東映のニューフェイスとして、1959年に芸能界デビュー。日本体育大学で器械体操をしていたことから、その鍛えられた体と爽やかな笑顔が印象的な千葉は、あっという間に注目の若手スターとして

芸能生活60周年で1,500本以上の映画や数多くのテレビドラマなどに出演している千葉ですが、彼の代表作といえば、なんといっても68年から放映5年間にも渡って放映された人気ドラマ『キイハンター』。同番組は最盛期には視聴率30%を叩き出しています。

『キーハンター』への出演以降アクションスターとしてのイメージが定着した千葉は、アクション俳優の育成やマネージメントを手掛ける芸能事務所『ジャパンアクションクラブ(JAC)』を設立。同事務所からは多くのアクションスターが誕生しました。

91年にJACを売却した千葉はアメリカでの芸能活動を開始。Sonny Chibaの名で俳優として、また剣術指導者として活躍しました。

私生活では『キイハンター』で共演した女優の野際陽子と73年に結婚し、おしどり夫婦として有名でしたが、千葉のアメリカ進出が原因で1994年に離婚し、離婚後も良好な関係が続いていたといわれています。

大ブレーク中の俳優、新田真剣佑と眞栄田郷敦の二人は再婚した28歳年下の一般女性との間に授かった子供たち。二人ともパパそっくりのイケメンですよね。

真田広之

今や演技派俳優として、その実力は海外でも高く評価されている真田広之は、芸歴50年を超えるという大ベテラン俳優。

JAC出身の俳優としてアクションスターのイメージが強かった真田だが、89年にJACから独立して以降は、演技派俳優として着実に活躍の場を広げていきました。93年の人気テレビドラマ『高校教師』出演をきっかけにファン層を広げました。

国外での活躍は、99年にイギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー公演『リア王』に日本人キャストとして出演。その演技力と日英両国の文化交流の架け橋としての功績が評価され、名誉大英帝国勲章第5位を授与されたことを皮切りに、2002年には真田主演の映画『たそがれ清兵衛』がアカデミー外国語映画賞にノミネートされ、翌2003年公開のトム・クルーズ主演映画『ラストサムライ』への出演で、日本を代表する俳優の一人となりました。

現在はロサンゼルスに拠点を移していることから、日本での芸能活動が見られないのが残念ですよね。是非また華麗な演技を日本の映画やドラマでも魅せてほしいものです。

倉田保昭

倉田保昭は、1975年から7年間にも渡って放送された、大人気刑事ドラマ『Gメン’75』の草野刑事役でお茶の間の人気者になりました。

日本大学芸術学部演劇学科で演劇を学び、東映演技研修所の第一期生に選ばれて芸能界デビューのチャンスを手に入れ、66年にテレビドラマ『丸出だめ夫』でデビュー。

香港映画界の最大勢力だったショウ・ブラザーズのオーディションに合格して、71年に香港へと渡りました。当時大ブームだったカンフー映画のスターを目指し、同年、香港映画『悪客』でデビューし、悪役アクションスターとして大活躍しました。

74年に凱旋帰国し、日本でもアクションスターとして『Gメン’75』をはじめ多数の映画やテレビに出演し、日本でもその名はは広く知れ渡りました。

現在74歳の倉田は、日本、香港、台湾を股にかけて俳優として活躍中です。

志穂美悦子

男性のアクションスターに注目が集まる中、女性の本格派アクションスターとして唯一無二のポジションを確立し、ブレークしたのが志穂美悦子でした。

『キイハンター』を観て千葉真一に、そしてスタントに憧れた志穂美は、わずか17歳で千葉主宰のJACに入会するために上京。JACが輩出した初めての女優として、1973年に芸能界デビューを果たしました。

74年からシリーズ化された映画『女必殺拳』シリーズは、海外でも公開され志穂美はアクションスターとして高く評価されました。また、当時はブロマイド売れ行きNo.1を誇るトップスターとして日本の芸能界に君臨しました。

76年以降は時代劇、そしてアクションシーンなしのドラマなどにも出演して芸域を広げ、83年には、バラエティにも挑戦。『欽ドン!良い子悪い子普通の子おまけの子』での『良い悪い 普通のお婆ちゃんと妻の悦ちゃん』のコントが話題になりました。

85年にJACより独立した志穂美は、87年に歌手の長渕剛と結婚し、同年芸能界を引退しました。二人の出会いは86年の話題のドラマ『親子ゲーム』、そして同年公開の映画『『男はつらいよ 幸福の青い鳥』での共演だったそうです。

現在はフラワーアーティストとして活躍中。

ショー・コスギ

80年代、アメリカでのニンジャブームの火付け役となり、日本人として初めてアメリカのアクションスターの仲間入りを果たしたのがショー・コスギです。

姉から渡米を勧められたのを機に、19歳で渡米したコスギは、アルバイト、学業、そして空手のトレーニングに励みました。特に空手では数々の大会に参加して経験を重ね、その圧倒的な強さでコスギの名前は全米に知れ渡り、その頃からコスギは俳優としてのキャリアを切望するようになったといいます。

コスギは、1981年公開の『Enter the Ninja(燃えよNINJA)』への出演から、アメリカ映画界での快進撃を開始。同映画への出演を機に、コスギは主役に抜擢され、また出演者への武術指導も担うようになりました。

コスギ主演の『Ninja』シリーズは日本で未公開だったものが多いため、アメリカに比べて日本でのコスギの知名度は低かったといわれています。

90年以降はプロデューサーとしても活躍中。二人の息子ケインとシェーンもアクションスターとして活躍中であることはあまりにも有名ですよね。

まとめ

もっと多くの女性アクションスターをご紹介できたらと思っていましたが、志穂美悦子を超える本格派女性アクションは、未だ発掘されていないといわれているのだとか。

これからどんな原石が現れるのか、期待したいものです。

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