大人気「あぶない刑事シリーズ」で唯一ゲーム化された「もっともあぶない刑事」のゲーム内容を紹介

大人気「あぶない刑事シリーズ」で唯一ゲーム化された「もっともあぶない刑事」のゲーム内容を紹介

1986年、当初は2クールのみの放送だったあぶない刑事は、その面白さからさらに2クールの追加放送、さらに映画は7作品制作された超人気ドラマでした。そのような人気が高いあぶデカのゲーム版「もっともあぶない刑事」を紹介します。人気が高かっただけにゲームも期待できます。


名作ドラマ「あぶない刑事」

あぶない刑事

数ある刑事ドラマの中でも人気が高かった刑事ドラマと聞かれて必ず名前が上がるのが「あぶない刑事」です。
舞台は横浜、神奈川県港警察署捜査課に勤務するタカこと鷹山敏樹(舘ひろし)とユージこと大下勇次(柴田恭兵)がコンビを組み、これまでの型にハマらない刑事ドラマです。
派手なアクションシーンも人気ですが、それと同じく軽快なタカとユージの駆け引きやジョークに加え都会的なファッション性も相まって人気のドラマとなりました。

もっともあぶない刑事

もっともあぶない刑事

もっともあぶない刑事は映画シリーズでいうと3作目の作品となります。
これまで人気を得てきたあぶデカシリーズの中では、この映画が総決算と言われたほどでした。
これまでタカとユージと対立してきた暴力団の銀星会と終止符を打ち、寂しいがあぶデカにも終止符が打たれました。
と、思ったら7年後にあぶデカ復活!誰もがあぶない刑事は終わったと思っていたが粋なサプライズとなりました。

もっともあぶない刑事がゲームで登場

このように人気が高かったあぶデカですが、もっともあぶない刑事がゲームで登場しました。
この時、かなりの人気を得ていたあぶデカのゲームの内容と評価はどうだったのでしょうか。

もっともあぶない刑事ゲーム内容

もっともあぶない刑事のゲームが発売されたのは1990年です。
もっともあぶない刑事の映画が上映されたのが1989年なので、人気にあやかり発売されたことがわかります。
ゲーム内容は映画と同じようにタカとユージに巨額の懸賞金がかけられました。
そのことにより様々なヒットマンがタカとユージを襲います。
次々と襲い掛かるヒットマンを倒し、逃げながら暴力団組織の銀星会壊滅に努力する二人を題材にしています。
そのようにカッコイイゲームはどのような評価でしょうか。

もっともあぶない刑事が発売されたときのゲーム業界から見る

あぶデカ最終章の映画を大事にしたゲーム「もっともあぶない刑事」は満を持し、期待を持って発売されました。
ファミコンの歴史で言えば後期時代に当たり、ファミコンのヒットを目指し様々なソフトが発売されています。
もっともあぶない刑事が発売される4日前に「ドラゴンクエスト4導かれし者たち」が発売されました。
この頃のドラクエはすでに第4作目が発売され社会現象になるほど有名にファミコンのヒットソフトでした。
ここを見ると、もっともあぶない刑事のゲーム作成者の強気が伺えました。

ゲームのグラフィックを評価

ファミコン時代の後期を迎え、ライバルゲーム機であるPCエンジン、メガドライブなど当時で言う最先端なゲーム機が登場する中、ファミコンソフトも新しいグラフィックが求められていました。
その中で発売されたもっともあぶない刑事は新しくなっていくグラフィックに逆行し実にシンプルに表現されています。

ゲームはどのように進んでいくのか

このころあぶデカファンが多かったため、どのようなゲームになるかファンならずともゲーム雑誌も注目を集めました。
結果、評価はクソゲーでした。
ファミコンソフトのクソゲー評価を受けるのはあまりにも難しすぎる、ゲームの進め方がわからないなど、ゲームの理解ができない場合が多かったのですが、このもっともあぶない刑事は簡単すぎてクソゲーだったのです。

どのように簡単か

敵の行動が難しすぎる、攻撃を一撃で即死、内容が理不尽だったとクソゲーと評されるゲームを見かける中、もっともあぶない刑事は簡単すぎてクソゲーと評されました。
もっともあぶない刑事ユーザーの中には、「買ったその日にクリアしてしまった」という人もいるほどです。
もっともあぶない刑事は横スクロールで進んでいきます。
単調に進んでいくゲームは飛行機のパイロットも憂鬱となる作品でした。
主人公であるタカとユージが強すぎて、ゲームが簡単になってしまいました。
さらに、主人公が強すぎることに加えて敵の動きのバリエーションも少なく弱すぎるのも問題点の一つでした。

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