ミニー・リパートンとは
シカゴのサウスサイドで生まれたミニー・リパートンは、幼少期から音楽を親しんでいたそうです。
最初はダンサーとして才能を見せていたのですが、その非凡な声を磨くためにリンカーン・センターでオペラのヴォーカル・トレーニングを始めました。
15歳頃には「ジェムス(GEMS)」というグループに加入。アンドレア・デイヴィスという芸名でソロデビューも果たしています。
その後「ロータリー・コネクション」のリードヴォーカルも担当したのですが、ミリー・リパートンとしてソロデビューする準備が整い、ソロとしての活動を始めます。
スティーヴィー・ワンダーがプロディースしたアルバムに収録されていた「Lovin' You」がシングルカットされ、世界的に大ヒットします。
一躍世界的なポップ・シンガーとなったミリー・リパートンですが、大ヒットの直後に乳がんと診断されます。
手術で一時期体調も良くなったのですが、癌が肺まで転移しており、1979年7月12日に31歳で亡くなりました。
ミリー・リパートンとして残した作品は少ないですが、子供たちと「Lovin' You」を世に残した偉大な方でした。
スティービー・ワンダーとの関係
ミリー・リパートンがヒット曲を持っていない時から、スティービー・ワンダーは注目をしていたと言われています。事実、バックコーラスに抜擢されるなどしています。
そして、スティービー・ワンダーがプロディースすることとなり、『パーフェクト・エンジェル』というアルバムが完成します。
このアルバムに収録されていたのが、世界的に大ヒットしたシングル「Lovin' You」です。
末期癌の為、余命あとわずかな時に、スティービー・ワンダーがお見舞いに来てくれた際、ミニー・リパートンは「私が待っている最後の人が来てくれた」と言ったそうです。
アルバム『パーフェクト・エンジェル』
1974年にリリースされたこのアルバムは、スティービー・ワンダープロデュースの名盤でした。
シングルカットされた「Lovin' You」が世界的に大ヒットする中、このアルバムも有名になりました。
このアルバムは全米チャートに47週間留まり、1975年の3月にゴールド・ディスクに認定されました。
ミニー・リパートンの代表作といえます。
至極の名曲「Lovin' You」
スティービー・ワンダーとリチャード・ルドルフによって製作され、ミニー・リパートンとリチャード・ルドルフによって書かれたこの曲は、全米1位となり、イギリス、オランダ、オーストラリアなどで大ヒットをしました。
この曲はミニー・リパートンの幼い娘であるマーヤ・ルドルフをあやすために書いたメロディから生まれました。
世界中で大ヒットし、今でも認知度の高いこの至高のポップソングは、実は子守歌だったんですね。
確かに優しくて癒される曲ですよね。
他のアーティストがカバーした「Lovin' You」
宇多田ヒカル&福山雅治
めちゃくちゃいいです!
宇多田ヒカルさんの歌唱も当然素晴らしいのですが、福山雅治さんのアコギが絶妙です。
これは素晴らしい・・・ 聴いていてほんとに気持ち良かったです。