70年代~80年代にリリースされた「2位止まりだった名曲」

70年代~80年代にリリースされた「2位止まりだった名曲」

『木綿のハンカチーフ』や『いとしのエリー』など、他の大ヒット曲とリリースのタイミングが被ってしまい、運悪くオリコン1位に輝けず、最高順位2位に甘んじた、70年代~80年代に発売された名曲を紹介していきます。


堺正章(さらば恋人) 1971年5月1日発売

ムッシュかまやつや井上順が在籍していたグループ・サウンズのバンド『ザ・スパイダース』として活動していたマチャアキが、グループ解散後、ソロとして初めてリリースしたシングルがこの『さらば恋人』でした。愛する人へ別れを告げながらも、後ろ髪引かれる男のみじめさを唄った歌詞の世界観は、その後のJ-POPに多大な影響を与えたことは間違いありません。
そんな同曲ですが、尾崎紀世彦の『また逢う日まで』や小柳ルミ子のデビュー・シングル『わたしの城下町』に阻まれ、オリコンの順位は2位に甘んじました。

喝采(ちあきなおみ)1972年9月10日発売

1972年にリリースされた、ちあきなおみの代表曲であり、昭和歌謡屈指の名曲として名高い『喝采』。オリコン累計売上枚数は80万枚で、その年の『レコード大賞』大賞も受賞しましたが、オリコン最高位は2位。それも、12週間(3ヶ月間)連続で2番手に甘んじました。
このとき長らく首位をキープしていたのは、宮史郎とぴんからトリオの『女のみち』。同曲は、累計売上枚数325.6万枚で、歴代シングル売上ランキング第2位。いくらなんでも相手が悪いというものです。

木綿のハンカチーフ(太田裕美)1975年12月21日発売

累計売上枚86.7万枚。これまでに、椎名林檎、岡村靖幸、草野マサムネ、いきものがかり、May Jなど、幅広い世代のミュージシャンからカバーされ続けている事実一つとっても、J‐POP史上屈指の名曲であることは、論を待たないでしょう。

そんな、歌手・太田裕美の代表作であり、作詞家・松本隆の出世作でもる『木綿のハンカチーフ』ですが、リリースした1975年12月21日はさすがに、時期が最悪でした。というのも、その4日後となる1975年12月25日に、あの『およげ!たいやきくん』が発売されてしまったのです。
オリコン初登場1から11週連続1位を獲得し、累計売上枚数にして457.7万枚という、未だ破られない大記録を持つ“日本一売れたシングル”を前にしては、分が悪いという他ありません。

ガンダーラ(ゴダイゴ)1978年10月1日発売

1970年代~1980年代に活躍した、プログレッシブロックバンドの草分け的存在ゴダイゴ。『モンキー・マジック』『ビューティフル・ネーム』『銀河鉄道999』など、今も語り継がれる名曲を数多く手掛けてきたことでも知られていますが、これらの楽曲はいずれも2位止まり。グループ最大のヒット曲で、85万枚を売り上げた『ガンダーラ』も例外ではなく、堀内孝雄の『君のひとみは10000ボルト』に1位獲得を阻まれています。

ゴダイゴ - ガンダーラ - YouTube

いとしのエリー(サザンオールスターズ)1979年3月25日発売

サザンオールスターズ初期の代表的バラード『いとしのエリー』。TBS系ドラマ『ふぞろいの林檎たち』の主題歌としても有名な同曲は、1979年3月25日にリリースされます。
ちょうど、このタイミングは、1979年3月12日付~1979年4月9日付で5週連続1位の『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』(西城秀樹)、1979年4月16日付~1979年6月11日付で9週連続1位の『魅せられて』(ジュディ・オング)という2曲が、首位をガッチリとキープしていたため、その牙城を崩すことはできませんでした。

青い珊瑚礁(松田聖子)1980年7月1日発売

80年代と言えば、アイドル歌謡の全盛期。1980年7月にリリースされた松田聖子2枚目のシングル『青い珊瑚礁』は、そんなアイドルブームを告げるファンファーレのように、今もなお、多くの人の記憶に残り続けています。
かなりのヒットを飛ばした同曲でしたが、同時期には長渕剛の『順子』が6週連続で1位の座にあったため、初のオリコン1位は次のシングル『風は秋色/Eighteen』まで、待たねばなりませんでした。

バレンタイン・キッス(国生さゆり)1986年2月1日発売

1986年にリリースされた、おニャン子クラブで屈指の人気を誇っていた国生さゆりのソロデビューシングル『バレンタイン・キッス』。今でも、バレンタインシーズンになると、必ずどこかしらで流れている、時代を超えて愛され続ける名曲なのは、ご存じのとおりです。
この曲の1位を阻止したのは、ユッコこと岡田有希子生前最後のシングルとなった『くちびるNetwork』でした。

ちなみに、オリジナル曲発売から25年後の2011年に『渡り廊下走り隊7』名義でリリースされたカバー曲も、同じくオリコン2位が最高順位となっています。

関連する投稿


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

ジー・モードより、推理アドベンチャーゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』の世界観を再現したオリジナルグッズが、北海道紋別市のふるさと納税返礼品として提供されます。


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

ハイクオリティフィギュアの製造・販売で好評を博している株式会社SpiceSeed フィギュア事業部より、キン肉マンシリーズのフィギュア『ネメシス』が発売されます。


懐かしの名作が勢揃い!特製クリアしおりが貰える書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が開催!!

懐かしの名作が勢揃い!特製クリアしおりが貰える書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が開催!!

藤子・F・不二雄による名作の数々を紹介する書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が、8月7日(木)より全国のフェア参加書店にて順次開催されます。


最新の投稿


セガ誕生65周年記念!セイコーとの豪華コラボ腕時計が登場。ソニックを刻んだ限定モデルが予約開始

セガ誕生65周年記念!セイコーとの豪華コラボ腕時計が登場。ソニックを刻んだ限定モデルが予約開始

セガは誕生65周年を記念し、日本を代表する時計メーカー・セイコーとのコラボレーションウオッチを発売する。セガオリジナルフォントの採用や、サブダイヤルに忍ばせた「ソニック」など、ファン垂涎のディテールが満載だ。ブラックとシルバーの2色展開で、現在セガストア オンラインにて予約を受け付けている。


“マンガの神様”手塚治虫の直筆資料が800Pの圧倒的ボリュームで集結。初公開画稿も多数収録のアーカイブス発売

“マンガの神様”手塚治虫の直筆資料が800Pの圧倒的ボリュームで集結。初公開画稿も多数収録のアーカイブス発売

玄光社は、手塚治虫が手がけたアニメーション作品の貴重な資料を集約した『手塚治虫アニメーションアート・アーカイブス』を5月下旬に発売する。2月9日より予約を開始。全800ページ、カラー掲載を原則とした2巻セットの豪華仕様で、その多くが書籍初掲載となる手塚直筆のラフや絵コンテ、原画などが惜しみなく収録される。


スチャダラパー・ANIが初のコラージュ個展を開催!米原康正キュレーションで紐解く「創作の初期衝動」

スチャダラパー・ANIが初のコラージュ個展を開催!米原康正キュレーションで紐解く「創作の初期衝動」

スチャダラパーのMC、ANIによる個展「スチャダラパー・ANI展」が2月13日より原宿で開催。歌詞制作の合間に生まれたコラージュ作品は、サンプリングを基調とする音楽性にも通じる独創的な世界観を放つ。旧知の仲である米原康正のキュレーションにより、35年変わらぬANIの「純粋な趣味」が可視化される。


伝説の音楽漫画『TO-Y』連載40周年!ハンズ渋谷で記念ポップアップ開催、伝説のライブグッズも復刻

伝説の音楽漫画『TO-Y』連載40周年!ハンズ渋谷で記念ポップアップ開催、伝説のライブグッズも復刻

株式会社CRAZY BUMPは、2026年2月25日よりハンズ渋谷にて『TO-Y 40周年記念 POP UP STORE』を開催する。上條淳士氏による80年代の金字塔的音楽漫画の連載40周年を祝し、作中に登場するバンド「GASP」や「ペニシリン・ショック」の公式風グッズ、描き下ろしアートボードなど、ファン必見のアイテムが集結。


苗場が80年代にタイムスリップ!DJ KOOも登場する「CLASSIC SNOW STYLE」開催

苗場が80年代にタイムスリップ!DJ KOOも登場する「CLASSIC SNOW STYLE」開催

苗場スキー場は、2026年2月13日より1980年代をテーマにしたイベント「CLASSIC SNOW STYLE Naeba」を期間限定で開催する。当時のウェア着用でのリフト券割引やクラシックカーの駐車場無料特典、DJ KOOらによるディスコイベント、トヨタとの雪上試乗会など、世代を超えて楽しめる企画が満載だ。